ネットなどに蔓延る様々なもうけ話。もうけ話にリスクはつきものだが、実際どうなのか?その真相を検証した。
■年200万円の利益も「ゴキブリ投資」
嫌われ者のゴキブリで儲かるとはどういう事なのか?その対象のゴキブリはデュピアという海外品種。外見がかわいいと、ヒョウモントカゲモドキがペットとして大ブーム。ゴキブリはその餌として重宝されていて、最近はペットショップでも品切れ状態。供給が追いついていないため、一般人が育てたゴキブリを購入するというケースがあり、中には年間200万円の利益を出している人もいるという。
しかし、ブームが去ったら、残るのは害虫としてのゴキブリだけというリスクもある。
■気がつくと勝手に入れられているLINEの投資グループ
LINEで横行する投資グループ。ある日、気が付くと勝手にグループのメンバーにされていて、その中では「先生」と呼ばれる投資家を中心に、投資の話がやり取りされている。
『ABEMA的ニュースショー』のスタッフのLINEが、この投資グループに勝手に追加されたので、潜入を試みた。
グループ内では「あの有名な○○先生ですか?」「どうすればこんな凄い先生の指導を受けることができますか?」といった“先生”と呼ばれる人がどれだけ凄いか、という内容が流れてくる。
その後、先生が登場し、投資についてのアドバイスを少しすると「より多くの指導を受けたい人は別のグループで指導します」という文言とともに、先生の個人アカウントが貼られ、グループは解散に。
そこでスタッフは先生に個人LINEを送ってみると、投資の心構えについてなどのメッセージが返ってきた。最終的には少数メンバーの別のLINEグループに招待されて終了となった。
このやりとりを見た経済評論家の佐藤治彦氏は
「単純にこの文章だけ見ていると絶対詐欺。本当に儲かるんだったら人に教えますか? このままLINEを続けると『あなただけに教える特別な投資の話があります。これに投資しませんか?』と言ってお金を集めてドロンする」
と指摘。
世の中の“もうけ話”について、投資でトラブルになったTKO木本氏は自らの経験を語った。
「投資トラブルの最中、怪しげなラインやダイレクトメッセージはしょっちゅうきた。僕を助けたいからと知り合いから怪しい話の電話がきた。断ったが、実はその話が1カ月前に詐欺でニュースになっていた。失敗した人の元には逆に詐欺の話がもっと来る」
なぜ、見るからに怪しそうな投資話に手を出してしまう人が多いのか?
「当事者は一回損失を出したら、それを埋めるために焦り、周りが見えなくなってしまう。
その焦りが次の失敗につながる。無知ゆえに焦ってしまう。うまい話は絶対にない」
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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