鎌田大地

 日本代表MF鎌田大地が、所属するフランクフルトに今シーズン限りでの退団を申し出たようだ。10日、『ビルト』や『スカイスポーツ』など複数のドイツメディアが伝えている。

 フランクフルトとの現行契約が今年の6月末で満了となる鎌田。かねてから行われている契約延長交渉は依然として合意に至らず、先日にはマルクス・クレシェSD(スポーツディレクター)がドイツメディア『ZDF』にて「鎌田については、恐らく今季限りで我々のもとを去ることになる」と明言するなど、今シーズン終了後の退団は既定路線とされている。

 そうした中、鎌田本人が今シーズン限りでの退団の意思をクラブ側に通達したようだ。報道によると、鎌田は先週行われたクラブ幹部との会談の中で、契約を延長しないことを自ら伝えたという。『スカイスポーツ』は、鎌田の今回の決断は「最終的なもの」であると指摘。その上で「26歳の日本人選手は今年の夏に無償でフランクフルトを去る」と伝えている。

 かねてからバルセロナやアトレティコ・マドリード、マンチェスター・U、チェルシードルトムントといった強豪クラブからの関心が噂されている鎌田。今年に入ってからは、一部メディアでドルトムントと口頭合意に至ったとも報じられていたが、依然として移籍先は不透明となっているようだ。その上で『スカイスポーツ』は、鎌田自身が海外移籍を検討していると伝えている。

 2019年夏のレンタル復帰以来、フランクフルトの攻撃の中心選手として活躍を続けてきた鎌田。同クラブからの退団が確実視される中、果たして来シーズンはどのクラブのユニフォームを着てプレーすることになるのだろうか。今後の動向に大きな注目が集まる。