ベン・チルウェル

 チェルシーがイングランド代表DFベン・チルウェルとの契約延長に近づいているようだ。10日、イギリスメディア『アスレティック』が伝えている。

 現在26歳のチルウェルはレスターの下部組織出身で2015年夏にトップチームに昇格。ハダースフィールドでの武者修行を経験しつつ、徐々に頭角を表すと、2020年夏にチェルシーへの完全移籍加入を果たした。同クラブでは度重なる負傷離脱に苦しみながらも、左サイドバック(SB)や左ウイングバック(WB)を主戦場に、ここまで公式戦通算80試合に出場し9ゴール12アシストをマークしている。

 チェルシーとチルウェルとの現行契約は2025年6月末まで。契約満了までは2年以上を残しているものの、左SBの補強を目指すマンチェスター・Cからの熱烈な関心が噂されるなど、その去就には大きな注目が集まっていた。

 今回の報道によると、チェルシーとチルウェルは新たな長期契約を締結することで合意に達したという。新契約の期限は2027年6月末までの約4年間となる見込みで、早ければ数日中にも正式発表される見通しとのことだ。なお、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、マンチェスター・Cを含めた2クラブが夏のチルウェル獲得を検討していたものの、選手本人は一貫してチェルシー残留を希望していたという。

 両者は取引の条項や条件面でもすでに合意に達しているとのこと。10日のイギリス紙『デイリーメール』は、新契約の締結に際し、チルウェルの週給は20万ポンド(約3300万円)程度まで上る可能性があると伝えている。