ドルトムントは11日、ドイツ代表MFユリアン・ブラントとの契約を2026年6月30日まで延長したことを発表した。
現在26歳のブラントは2014年1月にヴォルフスブルクの下部組織からレヴァークーゼンに加入し、同年2月にプロデビューを果たした。同クラブで約5シーズン半に渡ってプレーした後、2019年夏にドルトムントに完全移籍で加入。すぐさま主力に定着すると、攻撃的MFや左右のウイング(WG)を主戦場にここまで公式戦通算162試合に出場し29ゴール30アシストを記録している。
在籍4年目の今シーズンはここまで公式戦35試合に出場し9ゴール5アシストをマーク。今年に入って2カ月連続でブンデスリーガのプレーヤー・オブ・ザ・マンス(月間MVP)に選出されるなど、優勝争いを繰り広げるチームの中心選手として活躍している。
ブラントとの契約延長に際し、ドルトムントでスポーツ・ディレクター(SD)を務めるセバスティアン・ケール氏は次のようにコメントしている。
「ユリアンはこの1年間で大きく成長した。オフ・ザ・ボールでのプレーに集中力が増し、定期的にゴールを決め、ゴールスコアラーとして輝きを放っている。ピッチ上での危機察知能力、技術、創造性を兼ね備えた彼は、チームにとって貴重な存在だ。我々の計画においても非常に重要な役割を担っている。主要選手としてドルトムントの未来を形成し続けるという彼の決断をとても嬉しく思っている」
また、ブラント本人もクラブ公式サイトを通じて次のように喜びを語っている。
「4年経った今でも、このチームの一員であること、仲間とともにピッチに立ち、並外れたファンを持つエモーショナルなクラブのためにフットボールができることを毎日とても楽しんでいる。正直なところ、正しい時に正しい場所にいるという感覚は、僕のスポーツ人生において最も重要なポイントだ。それはこれからも変わらない。このクラブで過ごす今後の数年間を楽しみにしているし、一緒に何か大きなことを祝う機会が訪れることを確信しているよ」