鎌田大地

 フランクフルトは12日、日本代表MF鎌田大地が今シーズン限りで退団することを発表した。

 クラブ公式HPを通じて、マルクス・クレシェSD(スポーツ・ダイレクター)は、「鎌田大地はこの数年、アイントラハト・フランクフルトで大変素晴らしいブンデスリーガの選手に成長し、昨シーズンはヨーロッパリーグ優勝に貢献するなど、クラブの発展の一翼を担ってくれた。我々は大地が残留してくれることを望んだが、選手との利害が一致せず、こういった報告になった。アイントラハトへの献身に感謝するとともに、彼の成功を祈っている」と、貢献に感謝するとともに、クラブは残留を希望していたことも明かしている。

 現在26歳の鎌田は2017年夏にサガン鳥栖からフランクフルトに4年契約で完全移籍。移籍初年度は適応に苦しみ、翌シーズンはベルギーのシント・トロイデンへレンタル移籍を経験した。そこで結果を残すと2019-20シーズンに復帰。2020年には2023年6月までの新契約を締結した。2021-22シーズンはヨーロッパリーグ制覇に主力選手の一人として大きく貢献している。今シーズンもチャンピオンズリーグを含む、公式戦38試合に出場し、13得点という数字を残している。

 今シーズンで契約が満了するということで、ドルトムントといったドイツ国内やバルセロナ、アトレティコ・マドリードといったスペイン勢、マンチェスター・Uといったイングランド勢からも関心を持たれていると報じられている。