フランクフルトからの退団が正式に決定した日本代表MF鎌田大地が12日、自身の公式Instagram(@kamadadaichi)を更新し、レンタル移籍期間を含めると合計6シーズンを過ごしたクラブへ感謝の想いを綴った。
現在26歳の鎌田は2017年夏にサガン鳥栖からフランクフルトに完全移籍。加入初年度となった2017-18シーズンは適応に苦しみ、公式戦わずか4試合の出場に。翌シーズンはベルギーのシント・トロイデンへのレンタル移籍を経験した。シント・トロイデンでは主力に定着し、2018-19シーズンの公式戦36試合の出場で16ゴール9アシストと結果を残すと、翌シーズンからフランクフルトに復帰。攻撃陣の中心として公式戦48試合の出場で10ゴール9アシストを記録し、2020年夏には2023年夏までの新契約を締結していた。
その後もフランクフルトに欠かせない中心選手として活躍。2021-22シーズンはヨーロッパリーグ(EL)で全13試合に出場し5ゴールを挙げ、クラブに42シーズンぶり2度目となる欧州カップ戦のタイトルをもたらした。今季もここまで2列目または3列目のMFとして公式戦38試合に出場し13ゴール5アシストをマーク。現時点ではフランクフルトでの公式戦通算で170試合に出場して37ゴール31アシストを記録している。
欧州カップ戦のタイトル獲得に貢献し、シント・トロイデンからの復帰後は絶対的な主力として活躍を続けた鎌田。自身の公式InstagramではELのトロフィーを掲げる写真とともに「この6年間を共に過ごしたアイントラハト(フランクフルト)ファミリーの皆さんに感謝を伝えます。信じられないような瞬間や思い出がたくさんあり、一生忘れられないアイントラハトの歴史に貢献できたことを誇りに思います!」と記し、クラブやファン・サポーターへ感謝の想いを明かしている。
「アイントラハトのファンが作り出すスタジアムの雰囲気と熱気は、僕がサッカーを始めた時から夢見ていたような舞台でした。このスタジアムでプレーしたこと、そして素晴らしいファンの皆さんの前でプレーしたことは一生忘れることはないでしょう」
また、残りのシーズンに向けては「アイントラハトではファンの皆さんとともに、そしてもちろんこのチームの一員として数々の素晴らしい経験をすることができました。シーズンをハッピーエンドで終えられるよう、精一杯頑張りたいと思います」と綴っている。ブンデスリーガ第27節終了時点で7位のフランクフルトはDFBポカールでは準決勝まで駒を進めているが、「共にDFBポカールを勝ち獲りましょう!」と、“ラストシーズン”でのタイトル獲得に向けて意気込んだ。