俳優・稲垣吾郎が13日、主演舞台『サンソン ールイ16世の首を刎ねた男ー』の会場で、合同インタビューに臨み、そこで、元SMAPでオートレーサーの森且行選手に向けたメッセージを発信。2021年1月の落車事故から2年3カ月ぶりにレース復帰を果たした森選手を思いやり「やっぱり、実際に会って『おめでとう』と伝えたい。ずっと一緒に頑張ってきた仲間なので、本当に素直に嬉しいです」としみじみ語った。
森選手は先週6日に、川口オートの普通開催でレース復帰。大けがによるブランクをはねのけ、見事1着のゴールも果たしていた。「その知らせを聞いて、やっぱり嬉しいです。ずっと心配していました。復帰できて良かったなと思います」と心中を吐露。「お互い、ちょこちょこ連絡はしていました。グループ自体、今もそうなんですけれど、男同士ですし、べたべた連絡を取り合う感じではなかったのですが、まあ、心で繋がっていました。同い年なので頑張っていきたいなと思います。この芝居も見に来てほしいなと思います。(思いが)伝わるいいなと」と話し、少し照れを見せた。
そんな稲垣もあす4月14日から、この舞台の再始動を果たす。2021年の初演時のこと、新型コロナウィルスの影響により、わずか数公演で幕を閉じた経緯があったからだ。
長年交流がある記者から「吾郎さんにとって、舞台とは何でしょう?」との質問を受けると、「舞台はそうですね、自分が1番、自分らしくいられる場所かも」と即答。「無理もなく違和感もなく、自由でいられる場所です。他にも色んなエンターテイメントをやらせてもらっていますが、どうしてもチョット違和感を感じることとか、迷いを感じることもあります。でも、それは、決して悪いことではなくて、それも必要なことだと思います。とにかく舞台に関しては、もう本当に何か、とても自由で素直でいられる。本当に自分の場所かなって思います」と断言した。
本作は、18世紀のパリに実在した、死刑執行人サンソンの物語。マリー・アントワネット、ルイ16世らの首を刎ねるという宿命に苦しみながらも人間の生死を真っ直ぐに見つめ続けた人物を、稲垣が演じている。
あす4月14日から4月30日まで行われる東京公演は、東京建物 Brillia HALLにて上演。5月に入ると、大阪公演と松本公演へと続く。
なお、合同インタビューには共演の大鶴佐助、崎山つばさ、佐藤寛太も応じていた。
取材・文・写真:野原誠治
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