ブカヨ・サカ

 アーセナル所属のイングランド代表FWブカヨ・サカが、佳境を迎えているプレミアリーグの優勝争いについて言及した。12日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

 現地時間9日に行われたプレミアリーグ第30節で、アーセナルはリヴァプールと敵地『アンフィールド』で対戦した。28分までに2点をリードするも、42分に1点を返され、試合終了間際の87分には痛恨の同点ゴールを献上。2-2の引き分けでリーグ戦8連勝を逃し、1試合消化の少ないマンチェスター・Cとのポイント差は暫定で「6」に縮まった。

 2012年9月以来、リーグ戦での勝利がない“鬼門”『アンフィールド』にて、後一歩のところで勝ち点「3」を逃したアーセナル。サカは「勝ち点『1』に満足していると言うつもりはない。勝ち点『3』を掴みたかったので、それができなかったことについては少し不満が残る。勝利したことがない会場で、最高のチャンスとタイミングだったのに、結果が出せず残念だよ」と悔しさを滲ませつつ、次のように次節への切り替えを強調した。

「勝ちたいと思っていたので、試合後の僕たちはとても落ち込んでいたよ。しかし、結果を変えることはできないし、日曜日に控えているウェストハム戦に集中する必要がある。それこそが非常に重要なことだし、僕たちはそのことを理解している。ベストを尽くし、勝ち点『3』を獲得できるように準備を進めたちと思っているよ」

 今シーズンのリーグ戦も残すところ8試合。マンチェスター・Cとの直接対決やチェルシーとの“ビッグロンドン・ダービー”、好調ニューカッスルとのアウェイ戦など難しいゲームが控えている。佳境を迎える優勝争いについて、サカはマンチェスター・Cとの“天王山”について触れつつ、次のように19年ぶりのリーグ制覇に向けた意気込みを語っている。

「全ては自分たちの手の中にあるというは分かっている。一試合一試合前進し続けなければならない。残りの8試合に勝利し、良い結果を残せれば、タイトルも獲得できると思う。だからこそ気を引き締めていきたい。シーズンは長いのでチームとして一貫性を保つ必要がある。マンチェスター・C戦は決勝戦とまでは言わないけど、準決勝だと思っている。両チームがトップをかけて戦うので、非常に重要な試合だ。接戦になるだろう」