チェルシーを率いるフランク・ランパード暫定監督が、敗れたブライトン戦を振り返った。15日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
プレミアリーグ第31節が15日に行われ、チェルシーはホームでブライトンと対戦。13分にコナー・ギャラガーのゴールで先制し、公式戦5試合ぶりの得点を挙げたものの、42分に追いつかれると、69分には勝ち越しゴールを奪われ、1-2で逆転負けを喫した。
ランパード暫定監督の就任後、公式戦3連敗となったチェルシー。データサイト『OPTA』によると、ブライトン戦では26本の被シュート数を記録し、2003-04シーズン以降のプレミアリーグのホーム開催試合でワースト記録になったという。また、ゴール期待値でも「0.5」と「2.9」で圧倒されるなど、結果以上の完敗となった。
これでチェルシーとしては公式戦6試合未勝利となった試合後、ランパード暫定監督は「これは最もふさわしい敗戦だった。我々が話すべきことは敗北以上にパフォーマンスだ。結果はパフォーマンスからしかついてこない。ブライトンは本当に優れたチームなので、彼らを称賛するしかない」と完敗を認めながら、次のように続けた。
「我々は1ヤード遠く、タックルも届かず、一対一の戦いも足りなかった。それらが正しくなければ、試合に勝つことはできない。そういった部分は早急に好転させなければならない。すぐに真相を突き止めなければならないのは私の役目だ。トレーニングの時間が必要だが、我々にはそれがない」
「スタンフォード・ブリッジ(本拠地)のチェルシーでは必要なスプリントや守備のために走ることなどもなかった。そのようなパフォーマンスから我々はやらなければならない。悪い試合ではなかったや、負けるに値していなかったとは言えない。選手たちもそれは期待していないと思う。今重要なのはどのような反応を見せるかだ」
なお、チェルシーは次戦、18日にホームでレアル・マドリードとのチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝セカンドレグに臨む。ファーストレグを0-2でリードを許して迎える一戦に向けてランパード暫定監督は次のように意気込みを語った。
「重要なのは我々がピッチで何を見せるかだ。レアル・マドリードがスタンフォード・ブリッジに来る時、私が何を言ってもファンがどのような存在であるかは変わらない。彼らはここに来て、ポジティブに支えてくれることを知っている。我々は戦うしかない。それが最低限のことだ」