バルセロナを率いるシャビ・エルナンデス監督は、16日に行われるラ・リーガ第29節のヘタフェ戦を前にした記者会見でスペイン代表MFガビの去就について言及した。15日、スペイン紙『マルカ』が報じている。
現在18歳のガビは、昨季のラ・リーガ第3節ヘタフェ戦でトップチームデビューを飾ると、瞬く間にバルセロナの欠かせない戦力に定着し、今季もここまで公式戦40試合のピッチに立って2ゴール6アシストを記録。18歳ながら不動の地位を確立している。
そんなガビは、クラブがラ・リーガにおけるサラリーキャップの条件を満たしていないことを理由に、トップチーム登録が認められない状況となっていたが、この判断を不服としたバルセロナが裁判所に申し立てを行うと暫定的に登録を認める判決が下されていた。しかし、訴訟に不備があったことなどから、ガビは再びBチーム登録となっている。また、ガビはこのバルセロナの一連の対応に不満を感じているとも伝えられ、去就には注目が集まっている。
そんななか、ガビにはチェルシーが関心を示しており、同チームの関係者が代理人と会談を行って今後も話し合いを続けることで同意したと報じられている。このことについてシャビ監督は「ここほど幸せなチームは世界中どこに行ったとしてもないと思う。彼はまだ若く、私たちにとってとても重要な選手だ。彼の将来はバルサとともにあると思う」とガビの残留を願った。