フォラリン・バログン

 アーセナルからスタッド・ランスにレンタル加入中のU-21イングランド代表FWフォラリン・バログンに対し、ライプツィヒが関心を寄せているようだ。17日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 現在21歳のバログンはアーセナルの下部組織出身で、2020年10月にトップチームデビューを飾った。しかし、トップチームでなかなか出場機会を得ることができず、昨シーズン後半戦はミドルスブラにレンタル移籍。今シーズンは開幕からスタッド・ランスでプレーしている。すると、フランスの地で内に秘めていた才能が開花。ここまでリーグ戦30試合の出場で18ゴールをマークしており、得点ランキングの4位に付けている。

 リーグ・アンで覚醒中のバログンだが、スタッド・ランスとの期限付き契約は6月末までとなっており、買い取りオプションも付随していない模様。今シーズン終了後には保有元のアーセナルへ一旦復帰することになるものの、同クラブではブラジル代表FWガブリエウ・ジェズス、イングランド人FWエディ・エンケティアに次ぐセンターフォワード(CF)の3番手になる可能性が高いと見られている。こうしたことから、アーセナル側も今夏のバログン売却を検討しているとも噂されており、同選手の去就には注目が集まっている。

 そんな中、ライプツィヒが来る夏の移籍市場でのバログンの獲得を検討しているようだ。同クラブをめぐっては、2019年夏から主力として活躍しているフランス代表FWクリストファー・エンクンクの今シーズン終了後のチェルシー移籍が決定的と報じられている。ライプツィヒは同選手の退団に備えて、後釜確保に向けて獲得候補のリストアップを進めており、バログンの名前もその中に含まれているようだ。

 現時点でアーセナルの要求額は4000万ユーロ(約59億円)程度になる可能性が高いと『スカイスポーツ』は指摘。ライプツィヒは今後もバログンの動向を注視していくと見られている。なお、同選手に対しては、ミランからの関心も明らかになっている。