セルジ・ロベルト、デンベレ、ペドリ、フレンキー

 バルセロナは17日、同クラブに所属している元スペイン代表MFセルジ・ロベルトの負傷状況を報告した。

 S・ロベルトは16日に行われたラ・リーガ第29節のヘタフェ戦に先発出場。しかし、14分に右タッチライン際でバックパスを繋いだ時に左太もも裏を抑える仕草を見せ、最終的にはプレー続行が不可能に。18分にスペイン代表DFエリック・ガルシアとの交代でピッチを後にしていた。

 2戦連続のスコアレスドローで終わったヘタフェ戦の翌日、バルセロナはS・ロベルトの検査結果を報告。左太もも大腿二頭筋の負傷が確認されたという。公式で離脱期間などは明かされていないものの、『マルカ』や『アス』などのスペインメディアは最大で6週間ほどの離脱になると予想。クラブは負傷した大腿二頭筋に部分断裂があったか否かまでは明言しておらず、状況によって離脱期間は前後するが、5月28日に行われるラ・リーガ第37節マジョルカ戦での実戦復帰が現実的かもしれない。

 今シーズン、S・ロベルトは筋肉系トラブルや肩の負傷によってわずかな期間の離脱を強いられた時期もあったものの、ラ・リーガ第29節終了時点で20試合に出場して4ゴールを記録。公式戦通算では30試合のピッチに立っていた。ケガに泣かされることの多かった直近数シーズンと比較して稼働率が大幅に上がっていたものの、シーズン終盤に悔しい負傷離脱となっている。

 バルセロナにとってもS・ロベルトの負傷離脱は痛手となるが、一方で良いニュースも飛び込んできている。クラブはヘタフェ戦の翌日にリカバリーセッションを実施したが、その中には右足の大腿直筋を負傷していたスペイン代表MFペドリ、左足大腿部の前直筋を痛めていたフランス代表FWウスマン・デンベレ、右足大腿二頭筋を損傷していたオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングの姿も見られたという。3名の選手はチームの全選手が実施するトレーニングの一部メニューを消化した模様だ。23日にはホームでラ・リーガ第30節のアトレティコ・マドリード戦が予定されているが、3名の選手は同試合に間に合う可能性が出てきている。