ケパ・アリサバラガ

 チェルシーのスペイン代表GKケパ・アリサバラガが、18日に行われるチャンピオズリーグ(CL)・準々決勝セカンドレグのレアル・マドリード戦を前に、心境を明かした。17日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 12日に行われたCL・準々決勝ファーストレグのレアル・マドリード戦を0-2で落としたチェルシーは、週末に行われたプレミアリーグのブライトン戦にも敗れて、フランク・ランパード新監督就任以降の公式戦で3連敗中。悪い流れを断ち切れないまま、18日に『スタンフォード・ブリッジ』で行われるセカンドレグに臨むことになる。

 昨季CL・準々決勝でも、ビッグイヤーを掲げるレアル・マドリードの前に、苦杯をなめたチェルシー。同大会最多14度の優勝を誇るなど、他クラブの追従を許さない“白い巨人”について、ケパは「この大会の王者はマドリーだ。彼らの歴史はすべて知られているから、もうマドリーの成し遂げることに驚きはしない」と告白。続けて「僕たちにできることはファーストレグを振り返り、相手にスペースを与えないこと。ペナルティエリア内での強度が足りなかったし、決め手にもかいた」とファーストレグの反省点を明かした。

 またケパは、昨季対戦を回顧。今回と同様にファーストレグを落としたチェルシーだったが、セカンドレグでは一時的に2戦合計スコアで逆転するなど、準決勝進出に近づいていたことについては「昨年は複雑で、あと一歩だった」と口にしつつ、「僕たちはそれを可能にすることができるけど、その為には物事を正しく行う必要がある。1点目を取る前に、4点取ろうなんて考えてはいけないんだ。彼らは、ふとした瞬間にゴールを決めることができるのだから」と王者の仕留めるチカラを警戒している。

 チェルシーがリベンジを果たすのか、レアル・マドリードが再び返り討ちにするのか。注目の一戦は、日本時間19日の4時にキックオフを迎える。