アレクシス・マック・アリスター

 マンチェスター・Cを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督がブライトンのビルドアップを絶賛したことに関し、同クラブ所属のアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターが反応した。18日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

 シーズン序盤の昨年9月、グレアム・ポッター前監督をチェルシーに引き抜かれるという想定外の事態に見舞われたブライトン。しかし、後任のロベルト・デ・ゼルビ監督の下でチームは躍動。後方からのビルドアップを軸とした攻撃的サッカーで勝ち星を積み重ね、現在は勝ち点「49」の暫定7位に付けている。

 魅力的なサッカーで躍進を遂げているブライトンだが、世界屈指の名将であるグアルディオラ監督も、同クラブのパフォーマンスを高く評価しているようだ。同監督は先日、イギリスメディア『ARGUS』にてブライトンのビルドアップについて言及。「ビルドアップに関して言えば、ブライトンは世界最高のチームだ。GKからボールを繋ぎ、ファイナルサードにボールを運ぶプロセスにおいて、彼らより優れたチームは存在しない」と、デ・ゼルビ監督の下で構築された後方からの組み立てを絶賛した。

 このコメントに対し、ブライトンで今シーズンここまで公式戦30試合に出場し10ゴール2アシストをマークしているマック・アリスターが反応。「10番」を背負い中心選手として活躍する“司令塔”は「グアルディオラの意見に賛成だよ!」と前置きした上で、ビルドアップ構築までの経緯やさらなる向上への意気込みを次のように語った。

「ロベルト(・デ・ゼルビ監督)はこのような評価に値すると思う。彼がこのクラブに来てからというもの、僕たちは1週間のほぼ全ての時間を後方からのビルドアップに費やしているんだ。だからこそ、ペップ・グアルディオラのような指導者が評価してくれたことは嬉しいよ。同時に、僕たちはそのことを理解しているし、さらに上手くやれると考えているよ」

 なお、ブライトンは現在、1試合消化の多い4位ニューカッスルと「7」ポイント差、2試合消化の多い5位トッテナムと「4」ポイント差に付けており、チャンピオンズリーグ(CL)やヨーロッパリーグ(EL)の出場権獲得も射程圏内となっている。ペップが絶賛したビルドアップが、来シーズンはヨーロッパのコンペティションで見られるかもしれない。