現役引退のホアキンへ…チームメイトや歴戦の友らが惜別「フットボールはキミを恋しく思うだろう」 

 2022-23シーズン限りでの現役引退を発表したベティスのMFホアキン・サンチェスに対して、チームメイトや歴戦の友らが惜別のメッセージを綴っている。

 1981年7月21日生まれのホアキンは現在41歳。ベティスの下部組織出身で、2000年夏にトップチームデビューを果たして以降、おおよそ23年間に渡って第一線でプレーし続けている。ベティスを筆頭に、これまでにバレンシア、マラガ、フィオレンティーナの4クラブに在籍。ここまでラ・リーガ通算615試合に出場しており、この数字は622試合に出場したアンドニ・スビサレッタ氏に次ぐ、同リーグ歴代2位の記録に。また、スペイン代表として2002年の日韓W杯や2004年のEUROに出場するなど、代表通算51キャップを誇っている。

 ベティスではクラブ公式戦通算521試合に出場し、2度のコパ・デル・レイ優勝に大きく貢献してきたホアキンは、最愛のクラブでスパイクを脱ぐことを決断。そんな同選手に対して、ベティスのMFセルヒオ・カナレスは自身の公式Instagramを更新して、「あなたがいなくなることをとても寂しく思う」と告白。またFWボルハ・イグレシアスは、ベティス公式が作成した引退発表動画の「このアートは永遠に残る」の文言に沿うように、「あなたのアートとカリスマ性を表現できるような作品は存在せず、そして僕はこれがとても大好きなんだ。この数年間を共有できたことを光栄に思う。寂しくなるよ、キャプテン」と思いを綴っている。

 さらに、歴戦の友でもあるDFセルヒオ・ラモス(現:パリ・サンジェルマン)は「今回こそは?」と、昨季の現役引退宣言撤回からの契約延長に触れつつ、「フットボールはキミを恋しく思うだろうが、僕は幸運にも、この先も多くの時間を楽しむことができるだろう。大きなハグ、兄弟、そして素晴らしいキャリアを祝福する」とはなむけの言葉を送っている。

 まるで太陽のような笑顔と陽気な性格で見るもの全てを虜にするホアキン。ピッチ上で誰よりもフットボールを楽しむベティコのアイドルとの別れが近づいている。