フィカヨ・トモリ

 ミラン所属のイングランド代表DFフィカヨ・トモリに対し、プレミアリーグの強豪2クラブが関心を寄せているようだ。19日、イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。

 現在25歳のトモリはチェルシーのアカデミー出身で、2016年5月にトップチームデビューを果たした。しかし、その後はなかなか出場機会に恵まれず、複数回のレンタル移籍を経験。2021年1月からはミランに期限付きで加入すると、同年夏に買取オプションの行使が発表され、完全移籍に移行した。2021-22シーズンはセンターバック(CB)の主力として公式戦40試合に出場。チームのセリエA制覇にも貢献した。

 今シーズンもここまで公式戦36試合に出場し、ミランの最終ラインを支えているトモリ。報道によると、そんな同選手に対して、プレミアリーグの強豪2クラブが関心を寄せているようだ。この度名前が挙がったのはマンチェスター・Uとトッテナム。前者はフランス代表DFラファエル・ヴァランの度重なる負傷や、不透明となっているイングランド代表DFハリー・マグワイアの去就を考慮し、トモリの動向を注視。後者については、今シーズンの失点の多さを鑑み、来シーズン以降に向けて最終ラインを強化したいと考えているようだ。

 両チームともに今後も動向を注視していくものと見られているが、同選手が今夏の移籍市場でミランを離れる可能性は極めて低そうだ。トモリとミランは昨年8月に契約を延長したばかりで、その期間は2027年6月末までとなっている。クラブ側も同選手を重要な戦力と捉えており、売却には簡単には売却に応じる見込みはないと『デイリーメール』は指摘。仮に獲得を目指す場合には、巨額の移籍金が必要になると伝えている。

 イタリアで評価を高めているトモリ。果たしてマンチェスター・Uとトッテナムは実際に獲得に乗り出すのだろうか。

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