ミケル・アルテタ監督

 アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、リーグ戦3試合ぶりの勝利に向けた意気込みを語った。20日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

 敵地『アンフィールド』で行われたリヴァプール戦に続き、前節のウェストハム戦でも2点差を追いつかれてのドロー決着に終わった首位アーセナル。足踏み状態が続く中、気が付けば1試合消化の少ない2位マンチェスター・Cとの勝ち点差は暫定「4」まで縮まっている。そんな中で迎える21日の第32節では、ホームに最下位サウサンプトンを迎える。優勝争いが佳境を迎える中、アーセナルにとっては是が非でも勝ち点「3」が欲しい一戦だ。

 チームを率いるアルテタ監督は直近2試合の結果について「全ての試合はチームを改善するための機会であり、異なるギフトを授けてくれる。受け取り、そこから学び、改善するためのものだ」と振り返りつつ、「きっと明日の試合(サウサンプトン戦)でもギフトがあるだろう。我々の望む方法で受け取らなければならない」とコメント。続けてリーグ戦3試合ぶりの勝利に向けた意気込みを次のように語った。

「チームが再び自信を取り戻すことができると確信している。何事にも紆余曲折は付きものだし、サッカーにおいてもそうだ。目標や目的が何であれ、一直線に進むことはできないし、そのことを理解した上で準備を進める必要がある。今週のチームの反応は信じられないほどポジティブなものだった。明日の夜はそれを見せたいと思う。より強い決意と情熱を持って試合に臨みたい」

 昨シーズンは4月に3連敗を喫するなど最終盤で勝ち点を取りこぼし、目標としていたチャンピオンズリーグ(CL)出場権を逃したアーセナル。19年ぶりのリーグ制覇を目指す今シーズンは、昨シーズンのような最終盤での失速は是が非でも避けたいところだ。アルテタ監督は「状況が全く異なるため、昨シーズンとの比較は非常に困難だ」とコメントしつつ、最終盤の戦いを見据えた上で次のように持論を展開した。

「全ての試合に試練とチャンスがあり、最終的にはその日にどのように対処するのかが重要だ。どのような準備をするかも大事だが、その瞬間に何ができるのかということが非常に大事になる。我々が目指しているものは信じられないものだ。クラブは長期間、このポジションを争っていなかったからね。全ては我々の手の中にあるので、最後までやり遂げたい」