ミラン、インテル、ユヴェントス、ローマ、フィオレンティーナ

 欧州カップ戦の準決勝に、セリエAの5チームが進出するのは史上初の快挙のようだ。イタリアメディア『スカイスポーツ』が報じている。

 チャンピオンズリーグ(CL)では、「インテル」と「ミラン」。ヨーロッパリーグ(EL)では、「ユヴェントス」と「ローマ」。ヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)では「フィオレンティーナ」と、合計5チームが欧州カップ戦のベスト4へ駒を進めたイタリア勢。特にCLでは、20年ぶりに準決勝で“ミラノ・ダービー”が開催されるなど、カルチョ復権の兆しを見せている。

 また、1998-1999シーズンを例に挙げ、4チームがベスト4へ進出したシーズンは、過去に6度あったことを紹介し「イタリア勢にとって魔法のようなシーズン」と今回の偉業を讃えている。

 近年は代表、クラブともに苦しい時期が続いていたイタリアサッカー界。ヨーロッパでの躍進は、再び世界の覇権を握るための、足がかりとなるのだろうか。