マンチェスター・Uは、今夏の移籍市場でスクワッドの刷新を図る可能性があるようだ。21日、イギリス紙『ガーディアン』が報じた。
マンチェスター・Uを率いるエリック・テン・ハフ監督は今夏の移籍市場において、余剰戦力の整理、および少数のエリート選手を獲得を望んでいる模様。適切な選手層の厚みを保ち、ベースラインの水準を高めたいと考えているようだ。特に、“9番”タイプのセンターFWと中盤の補強を目指しており、そのために資金をねん出したいという。
『ガーディアン』紙によると、“赤い悪魔”での将来が脅かされているのは「少なくとも15名」。FWジェイドン・サンチョ、FWアントニー・マルシャル、DFハリー・マグワイア、DFヴィクトル・リンデロフ、MFスコット・マクトミネイ、MFフレッジらもリストに名前が載っているとのこと。
ただ、代わりとなる新たなセンターバックを2人補充することは困難であり、マグワイアとリンデロフは残留寄りと予想されている。また、契約満了が近づくGKダビド・デ・ヘアについても、他ポジションの補強を優先させるため、新契約を結ぶ可能性があるようだ。
一方で、GKディーン・ヘンダーソン(※ノッティンガム・フォレストに期限付き移籍中)、MFドニー・ファン・デ・ベーク、FWアンソニー・エランガ、DFブランドン・ウィリアムズの4人に関しては、テン・ハフ監督が退団を認めている模様。また、レンタルに出されているDFアレックス・テレス(セビージャ)、MFハンニバル・メジブリ(バーミンガム)、DFエリック・バイリー(マルセイユ)の3選手は、退団が決定的だという。さらに、DFフィル・ジョーンズとDFアクセル・トゥアンゼベは、今夏の契約満了に伴う退団が確実と見られている。
現在レンタルで加入しているMFマルセル・サビツァーとFWボウト・ベグホルストの去就も未定。後者はバーンリーに戻る可能性があるようだが、サビツァーに関しては保有元のバイエルンと移籍交渉を行う可能性があるようだ。