21日に行われた首位アーセナルと最下位サウサンプトンの一戦は 、戦前の予想とは裏腹に3-3と白熱した試合になった
この試合で1ゴール1アシストと大活躍した20歳のアルゼンチン人MFカルロス・アルカラスに賞賛が送られている。
今年の1月にアルゼンチンのラシン・クラブから移籍金1365万ユーロ(約19億円)でサウサンプトンに加入した。ここまで、途中出場も多く、思ったような活躍はできていなかったが、ここ数試合で2トップの一角として徐々に出場機会を増やしていた。
そして、21日のアーセナルで大爆発。開始わずか30秒でアーセナルのGKアーロン・ラムズデールのパスをカットし、冷静にゴール左隅に流し込む貴重な先制点を奪うと、14分には中央でボールを持ったアルカラスが見事なスルーパスを送り、FWセオ・ウォルコットのゴールをお膳立て。前半終了間際には、アーセナルのベン・ホワイトのヘディングシュートをゴールラインぎりぎりでクリアし、失点の危機も救った。
しかし、前半MVP級のプレーをしていたアルゼンチン人MFは、ハーフタイムでの交代となった。前線の人数を減らし、5バックで逃げ切ること決断したサウサンプトンであったが、結果的に試合終了間際の猛攻に耐え切れずドロー。最下位に沈むチームとしては痛い勝ち点1となった。
現地メディアの『BBC』は、「アルカラスはずっとイキイキとプレーをしていた」と称賛し、「前半で交代となったことは驚きだ。彼が最後までプレーしていたらと思うしかない」と締めくくった。
サウサンプトン移籍前までは、インテルからの関心も報じられていたアルカラス。降格が濃厚となっているチームでどこまで輝くことができるか注目だ。