トレント・アレクサンダー・アーノルド

 リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督がイングランド代表DFトレント・アレクサンダー・アーノルドの“偽サイドバック(SB)”起用について語った。22日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

 現在、プレミアリーグチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位まで勝ち点9差となっており、8位に沈むリヴァプール。2つのカップ戦のタイトル獲得やCL準優勝、リーグ戦では2位フィニッシュを果たした昨季とは打って変わって、今季は苦戦を強いられている。

 そんななか、6-1の大勝となったプレミアリーグ第31節のリーズ戦ではA・アーノルドが”偽SB”として、ボール保持時には中盤でプレーし、2アシストを記録するなど、非常に印象的なプレーを見せた。

 22日に行われるプレミアリーグ第32節ノッティンガム・フォレスト戦を前にした記者会見に出席したクロップ監督は、A・アーノルドの”偽SB”について以下のように語り、攻撃の組み立てにおいて重要な役割を担っていることを強調した。

「この高度な役割は、彼にとてもよく合っている。いいことだよ。ボールを失ったときのスペースをカバーするのは、他の選手にとってチャレンジだね。スペースをカバーすることが課題だが、彼がいることでボールを失うことはあまりない。彼はいろいろなプレーをすることができる」

 さらに、「私たちが抱えていたフットボールの問題のすべてが解決されたわけではないが、彼はこのポジションでプレーする可能性を秘めている。全く問題はないし、これがどこにつながっていくのか見てみよう」と続け、今後も同選手を”偽SB”として起用することを示唆した。