バルサの来季予想スタメンにメッシ!? スペイン紙が一面トップで紹介

 去就に注目が集まっているパリ・サンジェルマン(PSG)に所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシのバルセロナ復帰の可能性が高まっているのだろうか。スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が22日、一面トップに「メッシを加えた11人」と見出しをつけ、メッシの復帰を前提とした来季のバルセロナの予想布3パターンを掲載した。

 現在35歳のメッシは2021年8月からPSGでプレー。1年の契約延長オプションが付随しているものの、現行契約が2023年6月30日までとなっていることから、去就に注目が集まっている。

 PSGは移籍市場での自由度を高めるため、選手の給与を削減し、ファイナンシャル・フェア・プレー(FFP)の要件を満たす必要があるため、メッシは大幅な減俸を受け入れる必要があるなど、残留交渉が難航するとされていた。

 一方、欧州トップレベルでのプレー継続を希望しているというメッシを帰還させるべく、バルセロナがチーム全体のサラリー削減など水面下で努力を重ねていると報じられていた。ラ・リーガ会長のハビエル・テバスが先日「ラ・リーガとしてはバルセロナがメッシを獲得するために必要な財政コントロールを成し遂げて欲しい」と発言したことも、バルセロナのメディアはメッシ復帰に向けた前向きなシグナルととらえている。

 同紙は、ひとつ目のオプションとしてメッシを4−3−3の中盤の右サイドに配置している。メッシが、右サイドバックのフランス代表ジュール・クンデ、3トップ右のフランス代表ウスマン・デンベレの間のポジションで、中盤や前線の中央にメッシが入り込むことを想定している。

▼オプション1(4-3-3)
GK:テア・シュテーゲン
DF:クンデ、アラウホ、クリステンセン、バルデ
MF:メッシ、ブスケッツ/デ・ヨング、ペドリ
FW:デンベレ、レヴァンドフスキ、ガビ

 ふたつ目のオプションでは4−4−2のトップ下にメッシが配置されている。ポーランド代表FWのロベルト・レヴァンドフスキとデンベレが形成する2トップの下、ダイヤモンド型に並ぶ4枚の中盤の一番上にメッシがポジションを取り、前線にパスを出し、機を見て自らもゴールに迫ることを想定している。

▼オプション2(4-4-2)
GK:テア・シュテーゲン
DF:クンデ、アラウホ、クリステンセン、バルデ
MF:ペドリ、ブスケツ/デ・ヨング、ガビ、メッシ
FW:デンベレ、レヴァンドフスキ

 そして最後のオプションではメッシを4−2−3−1の布陣でのワントップの下、中盤右のデンベレ、左のガビの間のポジションに配置している。

▼オプション3(4-2-3-1)
GK:テア・シュテーゲン
DF:クンデ、アラウホ、クリステンセン、バルデ
MF:ブスケツ/デ・ヨング、ペドリ、デンベレ、メッシ、ガビ
FW:レヴァンドフスキ

 『ムンド・デポルティーボ』が一面トップでメッシを来季の予想スタメンに加えるなど、バルセロナのメディアはメッシ復帰の機運を高めているが、同選手のバルセロナ復帰は実現するのだろうか。