プレミアリーグ第32節が22日に開催され、リヴァプールとノッティンガム・フォレストが対戦した。
リヴァプールは前節、アウェイでリーズに1-6と大勝したものの勝ち点47の8位に位置し、チャンピオンズリーグ(CL)出場圏の4位のニューカッスルとの勝ち点差は「9」となっている。
一方のノッティンガム・フォレストは勝ち点27の18位で降格圏に位置しているが、残留圏の17位エヴァートンも同勝ち点のため、アウェイの地からなんとか勝ち点を持ち帰りたいところだった。
リヴァプールは、今節もDFトレント・アレクサンダー・アーノルドをビルドアップの際に中盤に配する戦い方を選択。前半から何度かチャンスを迎えるも、ノッティンガム・フォレストが体を張った守備でゴールを割らせず両チームともスコアレスのままハーフタイムを迎えた。
試合は後半に激しく動く。後半開始早々の47分、右サイドからアレクサンダー・アーノルドがCKをファーポスト際に蹴り込む。そのボールを相手DFがヘディングでクリアするも、ファビーニョが頭で折り返し、最後はディオゴ・ジョッタが頭で押し込みが先制する。
だが、ノッティンガム・フォレストもすぐさま追いつく。51分、フランス人DFムサ・ニアカテの自陣からのロングスローを起点に少ないパスで一気にリヴァプールリール陣内に攻め上がる。最後はゴール正面やや右、ボックスの手前からネコ・ウィリアムスの放ったシュートがリヴァプールのDFに当たってコースが変わり、ゴールネットを揺らした。
すると、今度はリバプールが突き放す。55分、左サイドでFKを得るとアンドリュー・ロバートソンが左足でボックス中央へ。そこにフリーで待ち構えていたジョタが胸トラップでボールをコントロールし、ボレーシュートをゴール右に流し込んだ。
67分、ノッティンガム・フォレストが再びロングスローからチャンスを作る。前線右サイドから放り込まれたニアカテのスローインを、リバプールのDFファン・ダイクが頭で弾き返すも、そのこぼれ球をFWモーガン・ギブス・ホワイトが体を倒しながらボレーで合わせ、ノッティンガム・フォレストが再び同点に追いついた。
決めてもすぐに追いつかれるというリヴァプールにとっては嫌な展開のなか、70分に右サイドからのアレクサンダー・アーノルドのFKに対し、サラーが相手よりも先に体を中に入れながら合わせてゴール。VARチェックでオフサイドが検証されるも、ゴールは認められた。
その後もノッティンガム・フォレストはロングスローを駆使するなどし、リヴァプールのゴールに迫ったが得点を決められず、試合はリヴァプールが辛くも3-2で逃げ切った。
次節、リヴァプールは26日にアウェイでウエストハムと、ノッティンガム・フォレストも同日にホームで三笘薫が所属するブライトンと対戦する。
【スコア】
リヴァプール 3-2 ノッティンガム・フォレスト
【得点者】
1-0 47分 ディオゴ・ジョッタ(リヴァプール)
1-1 51分 ネコ・ウィリアムズ(ノッティンガム・フォレスト)
2-1 55分 ディオゴ・ジョッタ(リヴァプール)
2-2 67分 モーガン・ギブス・ホワイト(ノッティンガム・フォレスト)
3-2 70分 モハメド・サラー(リヴァプール)