「打ってこいよ!」挑発直後に“笑撃”のモロ被弾→衝撃KO負け 「顔が吹っ飛んだ!」実況絶叫のクライマックス
【映像】挑発直後に“笑撃”モロ被弾→衝撃KO負け

「打ってこいよ!」男気挑発でガードを固めた次の瞬間、ガードのすき間を縫って飛んできたのはパンチではなく強烈な縦ヒジ。思わぬ一撃をモロに顔面被弾。「縦ヒジか〜い」と鳩が豆鉄砲を食らったように調子が狂い、最後は顔面を吹き飛ばされるようなパンチで衝撃のKO敗戦。あまりに大きすぎる代償に解説からもツッコミが入った。

【映像】挑発直後に“笑撃”モロ被弾→衝撃KO負け

 4月22日にタイ・バンコクで開催されたONE Championship「ONE Fight Night 9」でハン・ズーハオ(中国 ) とエイサー・テン・パウ(アメリカ)が対戦。序盤からフルスイングで殴り合い、出血も伴う激しい打撃戦は3ラウンド、テン・パウが衝撃のKO勝利を飾った。ズーハオの「打ってこいよ!」の挑発にテン・パウが放った“予想外”の一撃が皮肉にも試合の流れを変えるきっかけとなり、墓穴を掘った敗者の振る舞いにツッコミが相次いだ。

 手数のテン・パウと、一発が重いズーハオ。2ラウンドにはテン・パウが振りかぶってフライング・ヒジを見舞うとABEMA実況・西達彦アナウンサーから「あんなのありますか?」とド派手な一撃に思わず驚きの声が。見応えある打撃戦が続くなか、試合は最終3ラウンドを迎えた。

 ラウンド開始とともにテン・パウが連打で攻勢をかける。ヒジ、パンチの雨あられにズーハオは手が出ない。衝撃の結末はラウンド開始50秒、テン・パウが振り抜いた右ストレートでズーハオの上半身が吹き飛ぶと、西アナが「顔が吹っ飛んだ!」と絶叫。頭が1メートル近く重力に逆らって吹き飛ぶ衝撃の一発。見た目の説得力も相まって、レフェリーが即試合を止めた。

 この一戦を振り返ったABEMA解説の大沢ケンジは、序盤の“ある駆け引き”について言及。次のように続けた。

「(1ラウンド)ズーハオが”来い、来い!”って(テン・パウの)ヒジが来た時に“パンチじゃないのかよ〜”と思って、ヒジが真ん中を抜けてきたときに、そこから流れが変わった(笑)」。男気を見せた途端に思わぬ形で飛んできた縦ヒジが原因であると分析した。

 1ラウンド終了間際の攻防。テン・パウのボディショットに気合を入れるつもりでポンポンと自分の顔をはたき”打ってこいよ”と挑発したズーハオ。がっちりとガードを固めてパンチを受けるつもりが…ガードのすき間を縫って飛んできたのはパンチではなくテン・パウの鋭すぎる縦ヒジ。これが顔面にグサリ。そこまでテンポよく攻めていたズ−ハオの調子はこの一撃を境に狂い、テン・パウの猛攻を食らうこととなってしまった。

【映像】挑発直後に“笑撃”モロ被弾→衝撃KO負け
【映像】挑発直後に“笑撃”モロ被弾→衝撃KO負け
白熱しすぎたラウンドガールが“あわや” ラウンド終了間際にカメラが捉えたドキドキの瞬間
白熱しすぎたラウンドガールが“あわや” ラウンド終了間際にカメラが捉えたドキドキの瞬間
白熱しすぎたラウンドガールが“あわや” ラウンド終了間際にカメラが捉えたドキドキの瞬間