【FAカップ】ブライトン0-0(PK:6-7)マンチェスター・ユナイテッド(日本時間4月24日/ウェンブリー・スタジアム)
日本時間24日にFAカップ準決勝のブライトンvsマンチェスター・ユナイテッドが行われ、延長120分を戦い迎えたPK戦を制したユナイテッドが、決勝進出を果たした。ブライトンの日本代表MF三笘薫は、左サイドハーフで先発出場し120分間プレーしている。
準々決勝でイングランド4部に所属するグリムズビー・タウンFCを相手に5-0と大勝したブライトン。40年ぶりの決勝進出をかけて、最多31度目の準決勝を戦うユナイテッドと激突した。
左サイドハーフで先発出場した三笘は、開始6分に早速見せ場を作る。カットインで中央に侵入しようとドリブルを仕掛けたところで、プレスバックに来たアントニーのファウルを受けて転倒。いい位置でのFKを獲得した。このチャンスで、マクアリスターのシュートはゴールマウスを捉えていたものの、GKデ・ヘアの好守に阻まれて得点とはならず。
さらに32分にはエンシソのパスを受けて、左サイドからドリブルを仕掛けて中央へ。ワン=ビサカのプレスでボールをロストしたが、後方から走ってきたエンシソが惜しいシュートを放つなど、ブライトンが主導権を握って試合を折り返した。
後半に入ってもブライトンがペースを握り、56分には三笘が放ったシュートのこぼれ球を、エンシソがミドルレンジから狙う。しかしここもデ・ヘアの好守に阻まれた。その後もゴールに迫ったブライトンだったが、90分で決着をつけることはできずに試合は延長戦に突入する。
延長に入るとお互いにオープンな展開となり、ゴール前での攻防が増える。延長前半のアディショナルタイムには、ラッシュフォードがゴール急襲のシュートを放つがGKサンチェスが片手で弾き出した。さらに114分には、ワンツーで抜け出した三笘が決定機を迎えるが、運び出したボールが長くなりシュートを打てずにデヘアと接触。このチャンスを生かすことはできずに、試合はPK戦へともつれ込んだ。
そのPK戦は、両チームともに6人目まで決める。すると先行のブライトンは7人目のマーチのシュートが枠外へ。一方のユナイテッドはリンデロフがきっちりと決めて勝負あり。PK戦を制したユナイテッドが2018年以来5年ぶり、最多21度目となる決勝進出を決めた。なお、決勝はマンチェスター・シティとのマンチェスター・ダービーとなる。注目の一線は6月3日に予定されている。
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