ブンデスリーガ第29節が23日に行われ、フライブルクとシャルケが対戦した。
前節はブレーメンに2-1で競り勝ち、リーグ戦4試合ぶりの白星を手にした5位フライブルク。今節は連勝を目指し、降格圏に沈む17位シャルケを本拠地に迎えた。シャルケも前節はヘルタ・ベルリンを5-2で撃破しており、フライブルクと同じく連勝を目指す。フライブルクは堂安律が中盤の一角で先発出場。一方でシャルケの吉田麻也と上月壮一郎は共にベンチ外となっている。
試合開始からわずか7分、ホームのフライブルクが先手を取る。GKからのロングボールを最前線のミヒャエル・グレゴリッチュが競り合うと、こぼれ球を堂安がキープ。堂安が巧みな反転から相手DFラインの背後に絶妙なスルーパスを送ると、抜け出したグレゴリッチュがゴール左下隅に流し込みネットを揺らした。堂安にとっては今シーズンのリーグ戦における6アシスト目となった。
その後も優位に試合を進めたフライブルクは35分、敵陣中央の右寄りでボールを受けたルーカス・キュブラーが、ゴール前へアーリークロスを供給。これをグレゴリッチュがバックヘッドでゴール右下隅に流し込み、ホームチームがリードを2点に広げた。42分には堂安にチャンス到来。CKの流れからボックス手前でボールを受けると、相手DFを外して左足を一閃。しかし、強烈なシュートは惜しくも枠の上へ外れた。
フライブルクの2点リードで迎えた後半、スコアを動かしたのはまたもホームチームだった。敵陣右サイドでボールを受けた堂安がカットインからボックス手前のグレゴリッチュに展開。DFとの競り合いでボールがボックス内にこぼれると、これを拾ったルーカス・ヘーラーが冷静に流し込み、ゴールネットを揺らした。
なおも攻めるフライブルクは82分に追加点。左CKがファーサイドに流れると、待ち構えていたマティアス・ギンターが左足でゴール右下隅に流し込んだ。後半終了間際の88分にはフライブルクに5点目のチャンス。自陣内からの鋭いカウンターで敵陣ボックス内まで持ち運ぶと、途中出場のノア・ヴァイスハウトが深い切り返しからシュートを放つ。しかし、これはシャルケのGKアレクサンダー・シュヴォロウにキャッチされた。
試合はこのまま4-0で終了。ホームで大勝を収めたフライブルクが勝ち点を「53」に伸ばし、チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内に浮上。他会場の試合結果により、第29節終了時点での順位は4位となっている。なお、堂安は73分までプレーした。次節は29日に行われ、フライブルクはアウェイでケルンと、シャルケはホームでブレーメンと対戦する。
【スコア】
フライブルク 4-0 シャルケ
【得点者】
1-0 7分 ミヒャエル・グレゴリッチュ(フライブルク)
2-0 35分 ミヒャエル・グレゴリッチュ(フライブルク)
3-0 52分 ルーカス・ヘーラー(フライブルク)
4-0 82分 マティアス・ギンター(フライブルク)