イングリッシュ・フットボール・リーグ(EFL)は23日、2022-23シーズンのチャンピオンシップなどの表彰を行うEFLアワードを開催。昨季プレミアリーグから降格したバーンリーを就任1年目で昇格させたヴァンサン・コンパニ監督が最優秀監督に選ばれた。
コンパニは、アンデルレヒト、ハンブルガーSVでプレーした後、2008年にマンチェスター・Cへ加入。11シーズンに渡って活躍し、通算で公式戦359試合に出場。4度のプレミアリーグ優勝、2度のFAカップの制覇に貢献した。
2019年からは古巣のアンデルレヒトへ“選手兼監督”として復帰。2020-21シーズンから現役を引退し、正式な監督として就任。古巣を2シーズン率いた後、2022年6月に2部に降格したバーンリーの指揮官として就任した。
ベルギー人指揮官の下、ポゼッション志向のスタイルで臨んだバーンリーは、序盤こそもたついたものの、その後16戦無敗など圧倒的な強さでシーズンを進め、7試合を残してプレミアリーグへの昇格を決めた。バーンリーからは、ジョシュ・ブラウンヒル、イアン・マートセン、ネイサン・テラ、コナー・ロバーツがベストイレブンに輝いている。
37歳になったばかりの新進気鋭の監督は、大きな注目を集めている。先日、チェルシー、トッテナムらが監督候補に挙げていると報道されたばかりだ。
イングランドでこれ以上ない程の出来でスタートを切ったコンパニ監督は、来季もバーンリーを指揮するのか、ビッククラブへ旅立つのか、注目だ。