カリドゥ・クリバリ

 ユヴェントスが、チェルシーに所属するセネガル代表DFカリドゥ・クリバリに関心を示しているようだ。23日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。

 現在31歳のクリバリは2010年にメスのユースチームからトップチームへ昇格すると、2012年にはヘンクへと完全移籍。その後、2014年7月からナポリでプレーし、在籍8シーズンで公式戦317試合に出場し、14ゴール8アシストを記録した。

 そして、昨夏に守備の補強の目玉としてチェルシーに4000万ユーロ(約59億円)と見られる移籍金で完全移籍加入した。しかし、ここまで公式戦31試合に出場しているものの、軽率なプレーも目立ち、ナポリ時代の実力をなかなか発揮することができていない。

 このような状況から、今夏の移籍市場で多くの選手売却が必要となっているチェルシーの売却候補にも含まれていることが報じられているクリバリ。なお、同選手自身は退団を望んではいない模様だが、オファー次第ではチェルシーが売却を受け入れる可能性が指摘されており、去就には注目が集まっている。

 そんなクリバリに対し、ユヴェントスが関心を示しているという。報道によると、現時点では正式なオファーなどを提示する段階ではないものの、ユヴェントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督が左センターバックでのプレーに慣れている同選手の獲得を望んでいる模様で、獲得の可能性を探っていることが伝えられている。

 チェルシーを経由する形にはなるものの、長年ナポリで活躍したクリバリがユヴェントスに移籍することになれば大きな波紋を呼ぶことになりそうだが、果たして“禁断の移籍”が実現することはあるのだろうか。