ベグホルスト

 イギリス紙『デイリーメール』が24日、同日に行われたFAカップ準決勝のPK戦でマンチェスター・Uのヴァウト・ヴェグホルストが見せたある行動について伝えている。

 24日に行われたエミレーツFAカップ準決勝のマンチェスター・U対ブライトン。お互い譲らない激しい戦いは、スコアレスのままPK戦へ突入。両者とも5人全員が決め、サドンデスになった7人目でブライトンのMFソリー・マーチが枠を大きく外した後、マンチェスター・UのDFヴィクトル・リンデロフが落ち着いて沈め0-0(PK:7-6)でマンチェスター・Uが決勝へ駒を進めた。

 そのPK戦で、ある1つのシーンが話題となっている。

 マンチェスター・Uの6人目のキッカーとなった、ヴェグホルストがゴールを決めた後、ボールに”キス”をしてから次のキッカーであるマーチに手渡した。そのボールを受け取ったマーチは大きく枠を外してしまい、結果的にマンチェスター・Uの決勝進出が決まった。

 この場面を『デイリーメール』は、1960年代にヒットした楽曲のタイトル『Sealed with a Kiss(キスで封をした)』を用いて、「ボールにキスをして。マーチの頭の中に入り込もうとした」と伝えた。また、この場面はSNSでも「死のキス」として話題になっている。

 激闘の末に勝ち進んだ決勝では、最大のライバル、マンチェスター・Cが立ち塞がる。FAカップでは史上初となるマンチェスター・ダービーで勝利の女神に”キス”をされるのはどちらになるのだろか。注目の決勝戦は6月3日の23:00キックオフ予定となっている。