ジョゼップ・グアルディオラ監督

 マンチェスター・Cを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が、アーセナルとの“天王山”に向けた意気込みを語った。25日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

 3連覇を狙うプレミアリーグで現在2位につけているマンチェスター・Cは、直近のリーグ戦で6連勝中と絶好調。首位アーセナルが3試合連続ドローという結果に終わった影響もあり、2試合消化の多い同クラブとの勝ち点差は「5」まで縮まっている。首位奪還への期待も高まる中、現地時間26日には本拠地『エティハド・スタジアム』でアーセナルとの直接対決が控えている。

 今シーズンの優勝争いの行方を占う大一番を前にグアルディオラ監督は「重要な試合だ。我々がポイントを獲得すれば、我々の今シーズン最大の相手はポイントを取ることができない。両チームともにプレーすべきタフな多く試合を残しているが、明日の試合の重要性を否定することはできない」とコメント。続けて、ミケル・アルテタ監督率いるアーセナルへの警戒感と、試合に向けた意気込みを次のように語った。

「今シーズン、我々はアーセナルと2度対戦している。どちらも非常にタイトで難しいゲームだった。アーセン・ヴェンゲルが率いていた時から、彼らは信じられないほど繊細にボールを扱い、そして最高のスキルを持ったプレーヤーを擁していた。ミケルはそこに新たな次元をもたらしたんだ。非常に攻撃的で、強大な相手だ。前線のスピード、セカンドボールの強さ、ビルドアップの質に挑まなくてはならない。それは常に難しいものだ」

「我々は自分たちがやるべきことに集中しなければならない。フットボールに完璧など存在せず、完璧だからと言って試合に勝てるわけではない。バイエルン戦の時のように、トップチームと戦う時は基準を高める必要がある。こうした試合は激しく、攻撃的な展開になり、常にスペースが存在している。我々が決めるか、それとも彼らが決めるか。そしてプレッシャーをかけられるかどうかは、選手の個性と質に依存することになるだろう」

 シーズン最終盤に訪れた、3連覇に向けての天王山。グアルディオラ監督は「多くの試合を落としたという実感はない。問題はアーセナルを止められなかったことだ。このチャンスを掴むのに何カ月もかかった。もちろん、彼らもチャンスを手にしている。しかし、試合に勝利すれば、運命は間違いなく我々の手に委ねられることになるだろう」とコメントしている。

 注目の一戦は日本時間の27日午前4時にキックオフを迎える。