サムエル・チュクウェゼ

 ビジャレアル所属のナイジェリア代表FWサムエル・チュクウェゼに対し、国内外の複数クラブが関心を寄せているようだ。25日、イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。

 現在23歳のチュクウェゼは2017年夏に母国クラブの下部組織からビジャレアルのアカデミーに加入し、2018-19シーズン途中にトップチーム昇格を果たした。爆破的なスプリント力と切れ味鋭いドリブル突破を武器に徐々にプレータイムを増やすと、迎えた今シーズンはここまで公式戦42試合の出場で13ゴール11アシストをマーク。上位争いを展開するビジャレアルの中心選手として活躍している。

 昨夏の移籍市場ではプレミアリーグ行きの噂も挙がったチュクウェゼだが、今シーズンここまでの活躍により、国内外の複数クラブが現在もその動向を注視しているという。今回の報道によると、今月8日の対戦時に同選手に2ゴール1アシストを許したレアル・マドリードが、来る夏の移籍市場での獲得に興味を示しているという。また、アーセナルリヴァプールを含むプレミアリーグの合計5クラブも強い関心を寄せているようだ。

 チュクウェゼとビジャレアルとの現行契約は2024年6月末までで、契約満了までは残り1年程となっている。クラブ側は契約延長に向けて動いているものの、今夏の移籍市場で巨額の獲得オファーが届く可能性も否定はできず、来シーズン以降の去就は依然として不透明だという。なお、同選手の現行契約には8800万ポンド(約146億円)の契約解除条項が付随しているようだ。

 ラ・リーガで“覚醒”の時を迎えているチュクウェゼ。果たして23歳の“快足”FWは今夏に新天地を求めることになるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。