アストン・ヴィラが、昨年10月に就任したウナイ・エメリ監督の下でリーグ2番目となる好成績を収めているようだ。25日、イギリスメディア『BBC』やデータサイト『Opta』が伝えている。
2年目を迎えたスティーヴン・ジェラード体制の下、今シーズンの躍進を目指したアストン・ヴィラ。しかし、最初の11試合を終えて2勝3分6敗・勝ち点「9」の17位に低迷すると、昨年10月20日にジェラード前監督の解任を決断。後任人事に注目が集まる中、同月24日に当時ビジャレアルを率いていたエメリ監督の指揮官就任が発表された。
暫定体制での2試合を経て、昨年11月から本格的にアストン・ヴィラの指揮を執り始めたエメリ監督。迎えた11月6日の初陣では、マンチェスター・U相手に3-1の快勝を収め、その後もブライトンやトッテナム、チェルシー、ニューカッスルら強豪を相手に勝ち点「3」を獲得。直近のリーグ戦10試合の戦績は7勝3分と好調を維持している。
51歳のスペイン人指揮官の下で波に乗るチームは、現地時間25日に行われたプレミアリーグ第33節フルアム戦にも1-0で勝利し、エメリ体制20戦目を白星で飾った。『BBC』によると、アストン・ヴィラはエメリ体制の20試合で13勝3分4敗の成績を収め、勝ち点「42」を獲得。同じ期間内では、13勝5分2敗で勝ち点「44」を積み上げたアーセナルに次いで、リーグ全体で2番目の好成績となっているようだ。
2試合消化の少ないマンチェスター・Cなど、クラブによって試合数にバラ付きはあるものの、アストン・ヴィラがエメリ監督の下で安定した戦いを見せているという事実に変わりはない。なお、フルアム戦の勝利によって勝ち点を「54」まで伸ばしたアストン・ヴィラは、1試合消化の少ないトッテナムを抜き、ヨーロッパリーグ(EL)出場圏内の暫定5位に浮上した。チームを立て直し、「54」ポイントのうちの「42」ポイントを獲得したエメリ監督の手腕は見事としか言いようが無い。
今後はマンチェスター・Uやトッテナム、リヴァプール、ブライトンとの対戦を控えているアストン・ヴィラ。果たしてどこまで勝ち点を伸ばすのだろうか。