【プレミアリーグ】ノッティンガム・フォレスト3-1ブライトン(日本時間4月27日/ザ・シティ・グラウンド)
イングリッシュ・プレミアリーグ第33節、ノッティンガム・フォレストvsブライトンがザ・シティ・グラウンドで行われ、ブライトンが3-1で敗戦を喫した。日本代表FW三笘薫は左サイドハーフとして先発出場して再三ゴールに迫ったが、今季8点目を奪えず、チームもアウェイで結果を出せなかった。
8位・ブライトン(勝ち点49)と19位・ノッティンガム・フォレスト(勝ち点27)という、対照的な立ち位置の両者が対決した。FAカップで大躍進を遂げ、24日の準決勝ではPK戦にもつれ込む120分超えの死闘の末に惜しくもマンチェスター・ユナイテッドに敗れたものの、ブライトンは今季"絶好調"と言っていいだろう。残り試合の結果次第では、UEFAチャンピオンズリーグ出場権さえも視野に入れるという状況だ。
一方のフォレストは、2023年に入って、3勝2分と無敗で5試合のスタートダッシュを切ったものの、そこから11試合は、3分8敗と未勝利。残留争いから抜け出せないでいるだけに、一つでも勝ち点を獲得したいところ。試合は、そんなフォレストが序盤から猛攻を見せた。
開始10分、ボックス内でPKを獲得したフォレストは、キッカーを務めたウェールズ代表ブレナン・ジョンソンが左へ強烈なフィニッシュ。しかしこれは、ブライトンのGKジェイソン・スティールが完璧に読み切ってシャットアウトしてみせた。
その後はブライトンが盛り返していくと、15分には三笘薫が完璧なお膳立てを見せるなど、ゴールを脅かしていく。すると37分、右サイドのソリー・マーチがフィニッシュ。これはGKに弾かれたものの、今季初先発に抜擢されたアルゼンチン代表18歳のファクンド・ブオナノッテが詰めて自身初ゴールをマークした。
これで流れはブライトンに傾くと思われたが前半アディショナルタイムの48分にフォレストが同点に追いつく。レナン・ロディのクロス気味のボールがディフェンスに当たってゴールへと吸い込まれた。
前半最後のプレーで振り出しに戻った試合は、順位とは裏腹な展開に。68分、フォレストはナイジェリア代表タイウォ・アウォニーが高い位置で奪うと、ショートカウンターから最後は右のダニーロがフィニッシュを突き刺した。
追いつきたいブライトンは57分、中央のカウンターからブオナノッテが左へラストパス。フリーで受けた三笘は狙い澄ましたシュートを放ったものの、わずかに右へと外れてしまった。すると91分、VARの結果PKを獲得したフォレストが追加点のチャンス。前半は決められなかったPKを、今度はフォレストの10番モーガン・ギブス=ホワイトが落ち着いて右に決めて2点差に引き離すことに成功した。
試合はそのまま3-1で終了し、ブライトンはアウェイで黒星を喫した。FAカップの激闘から中2日で迎えたリーグ戦。さらに中2日の日本時間29日にウルブス戦、日本時間5月5日早朝にはマンチェスター・ユナイテッドとの"再戦"という過酷な日程が続くなかで、三笘を擁するブライトンは思うような結果を残せなかった。
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