現地時間26日、プレミアリーグ第33節が開催され、日本代表MF三笘薫の所属するブライトンはアウェイでノッティンガム・フォレストと対戦した。
ブライトンにとっては23日に行われたマンチェスター・UとのFAカップ準決勝でPK戦の末に敗退してから初めての試合。。その試合でイングランド人FWダニー・ウェルベックが負傷により交代しており、同じく負傷離脱中のアイルランド代表FWエヴァン・ファーガソンと合わせて前線の主力選手を欠くこととなった。また、イングランド人GKジェイソン・スティールが先発に復帰、アルゼンチン代表MFファクンド・ブオナノッテがプレミアリーグ初先発を飾っており、三笘もいつも通り先発に名を連ねた。
対するノッティンガム・フォレストは熾烈な残留争いに巻き込まれており、リーグ戦では直近の11試合で白星が無く19位に低迷。前節は強豪リヴァプール相手に2-3と惜しくも敗れていた。
キックオフから間もない9分、早くもノッティンガム・フォレストに決定機が訪れる。ブライトンのペナルティエリア(PA)内でエクアドル代表DFぺルビス・エストゥピニャンのボールコントロールが乱れ、ディフェンスに来たウェールズ代表DFネコ・ウィリアムズを倒してしまう。これにより与えられたPKをウェールズ代表FWブレナン・ジョンソンが蹴るも、ゴール左を狙ったシュートはスティールに弾き出された。
守護神の大仕事で早々のピンチをしのいだブライトンは16分、左サイドでボールを受けた三笘が敵陣の深いところまで運び中央に折り返す。このボールをパラグアイ代表FWフリオ・エンシソが至近距離からダイレクトで狙うが、ゴール中央に飛んだボールはコスタリカ代表GKケイラー・ナバスが右手一本で防いだ。
それでも攻め続けるブライトンは38分、相手のゴールキックをエンシソが中盤で拾うと右サイドのイングランド人FWソリー・マーチに展開。ボールを自ら運び、中へ切り込んで左足の得意の形で狙う。このシュートは一度はナバスに防がれるも、こぼれたところに走りこんだブオナノッテが押し込み先制点を奪った。
対するノッティンガム・フォレストは前半アディショナルタイム3分、敵陣深いところからブラジル代表DFレナン・ロディが強く中央に送ったクロスがブライトンのドイツ人MFパスカル・グロスに当たりオウンゴールを誘発。前半終了間際に試合を振り出しに戻した。
後半に入って先にリードを奪ったのはノッティンガム・フォレスト。69分に敵陣で相手のミスからボールを奪うと鋭いショートカウンターが炸裂。最後はブラジル人MFダニーロが放ったシュートがゴールネットに突き刺さった。
追いかける状況になったブライトンはボールを支配する時間が続くも、過密日程もあってか要所で精彩を欠き、効果的に攻め切ることができない。攻めあぐねるブライトンは89分、相手のコーナーキックがPA内でイングランド人DFルイス・ダンクの手に当たりハンドの判定。これにより献上したPKをイングランド人FWモーガン・ギブズ=ホワイトに決められ、さらにリードを広げられた。
試合はこのまま終了。敗れたブライトンは29日、ホームにウルヴァー・ハンプトンをホームに迎えての一戦。残留に向け貴重な勝点3を手にしたノッティンガム・フォレストは、同日にブレントフォードとアウェイで対戦する。
【スコア】
ノッティンガム・フォレスト 3-1 ブライトン
【得点者】
0-1 38分 ファクンド・ブオナノッテ(ブライトン)
1-1 45+3分 オウンゴール(ノッティンガム・フォレスト)
2-1 69分 ダニーロ(ノッティンガム・フォレスト)
3-1 89分 モーガン・ギブズ=ホワイト(ノッティンガム・フォレスト)