チェルシーが泥沼5連敗…ブレントフォードは残留が確定

 プレミアリーグ第33節が行われ、チェルシーはホームにブレントフォードを迎えた。

 今季暫定11位と苦戦を強いられているチェルシーは、今月頭にフランク・ランパード暫定監督が就任してから4戦4敗と、いまだに勝利を挙げられていない。また、4試合で得点は「1」のみと、絶不調の中で今回の一戦を迎えた。対するブレントフォードは暫定10位につけているものの、直近の6試合で勝利がない状態だった。

 試合はチェルシーが攻勢に出る中、37分にブレントフォードが先制する。左サイドからのCKにデンマーク代表DFザンカがニアでフリックしたボールがスペイン代表DFセサル・アスピリクエタに当たりゴールへ。押し込まれていたブレントフォードがオウンゴールで均衡を破った。

 追いかける展開になったチェルシーは幾度となくゴールに迫るものの、この日4本のセーブを見せたスペイン代表GKダビド・ラヤの牙城を崩すことができない。

 すると、78分にブレントフォードが少ないチャンスをゴールへ結びつける。ハーフウェイライン付近でボールを受けたカメルーン代表FWブライアン・ムベウモが右サイドを駆け上がり、最後は自ら中へ切り込んで左足を振り抜く。力強いシュートがニアへ突き刺さり、貴重な2点目を挙げた。

 試合はそのまま0-2でブレントフォードが勝利。敗れたチェルシーはランパード暫定監督が就任してから5戦全敗となった。

 チェルシーは次節、5月2日にアーセナルと敵地で対戦。一方のブレントフォードは29日にホームにノッティンガム・フォレストを迎える。

【スコア】
チェルシー 0-2 ブレントフォード

【得点者】
0-1 37分 オウンゴール(ブレントフォード)
0-2 78分 ブライアン・エンベウモ(ブレントフォード)