連覇を狙うインテルがユーヴェとの“イタリア・ダービー”を制してコッパ・イタリアの決勝へ

 コッパ・イタリア準決勝のセカンドレグが26日に行われ、インテルとユヴェントス(ユーヴェ)が対戦した。

 ユヴェントスホームで行われたファーストレグは1-1の引き分けに終わり、迎えたインテルホームのセカンドレグ。状態上向きのインテルはエディン・ジェコとラウタロ・マルティネスの2トップで試合に臨み、対するユーヴェはフアン・クアドラードが出場停止、ドゥシャン・ヴラホヴィッチが負傷欠場となり、最前線にはフェデリコ・キエーザとアンヘル・ディ・マリアが配された。

 先手を奪ったのは立ち上がりから主導権を握っていたインテル。15分、バイタルエリアでボールを受けたニコロ・バレッラがボックス中央のスペースに走り込むフェデリコ・ディマルコへラストパス。これをディマルコが左足でゴール左に流し込み、1-0とした。

 インテルはその後もラウタロ・マルティネスがフィニッシュまで持ち込むも場面を何度か作り出すが、ネットを揺らすことはできない。対するユーヴェはサイドからゴールに迫り、34分にはフィリップ・コスティッチのミドルが枠をとらえたがGKアンドレ・オナナの好セーブにゴールを阻まれた。

 インテルリードで迎えた後半、先に好機を迎えたのはホームチーム。52分、左サイドを抜け出したジェコがボックス内に侵入して縦への持ち出しから左足でゴールネットを揺らすもオフサイドの判定でノーゴールに。73分にはディマルコのFKのこぼれに反応したヘンリク・ムヒタリアンがボックス左から右足でシュートを放つもGKマッティア・ペリンの牙城を崩すことができない。

 その後もユーヴェに付け入る隙を与えなかったインテルが1-0で勝利を収め、2年連続でのファイナル進出が決定。準決勝のもう1試合、フィオレンティーナとクレモネーゼの勝者と決勝を戦うことになる。

【スコア】
インテル 1-0 ユヴェントス
※2戦合計2-1でインテルが決勝進出

【スコア】
1-0 フェデリコ・ディマルコ(インテル)