【プレミアリーグ】ノッティンガム・フォレスト3-1ブライトン(日本時間4月27日/ザ・シティ・グラウンド)
決めていれば今季8点目──三笘薫が最大の見せ場を逸してしまった。FAカップの“120分超えの激闘”から中2日で迎えた今節もハイパフォーマンスを続け、味方のラストパスを完璧にトラップ。しかしフィニッシュはわずかに右へそれ、天を仰ぐ結果となった。
【映像】三笘薫、完璧なフィニッシュワークで右隅を狙うも...
ブライトンの三笘薫が、最大の見せ場を迎えたのは1-1の同点で迎えた57分だった。
フォレストがゴール前に放り込んだロングスローを拾ったブライトンは、自陣から一気にカウンターをスタート。アルゼンチン代表の18歳ファクンド・ブオナノッテが縦パスを受けて中央を独走すると、左サイドへのラストパスを選択する。走り込んだのが三笘だ。
三笘は、ボックス内へ流れてくるボールをダイレクトでフィニッシュに持ち込む。狙い澄ましたシュートは、コスタリカ代表のベテラン守護神ケイロル・ナバスの手が届かないギリギリを突いたものの、わずかに右へと外れてしまう。決まっていれば、自身今季8点目であり、チームを勝ち越しへ導く場面だっただけに、三笘も顔を覆った。
ABEMAで解説を務めたベン・メイブリー氏は「(ブオナノッテの)コントロールは良かったのですが、三笘に一つ前にパスを出せたら」と言及し、「フィニッシュは本当に惜しかったですね」と三笘に訪れた決定機がゴールに結びつかなかったことを残念がった。
視聴者も「完璧なカウンター」「ファーストタッチ完璧やった」とブライトンの攻撃を賞賛しつつも、「三笘決めたかったなぁ」「三笘頼むよ」と悔しがる声が散見された。
その後、68分に勝ち越され、終了間際にもダメ押されブライトンは3-1で敗戦。時計が止まるシーンも多く、100分を超えたゲームで三笘は、24日のFAカップの“120分フル出場”に続いてフル出場を果たしたが、チームの結果に貢献することができなかった。
ブライトンはこの結果、上位争いで足踏みすることに。UEFAヨーロッパリーグ出場圏内となる5位アストンヴィラとは、3試合消化試合数が少ない状態で勝ち点6ポイント差であるだけに、可能性は十分ながらも、勝ち点をこれ以上落とせない状況が続いている。
(ABEMA/プレミアリーグ)