ミケル・アルテタ

 アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、マンチェスター・C戦を振り返った。26日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 プレミアリーグ第33節が26日に行われ、アーセナルはマンチェスター・Cと対戦。前半に2点を奪われると、0-3で迎えた86分にロブ・ホールディングのゴールで1点を返したものの、後半アディショナルタイムにアーリング・ハーランドにダメ押しゴールを許し、1-4で天王山に敗れた。

 これにより、リーグ戦4試合未勝利(3分け1敗)で2試合消化試合数が少ない2位マンチェスター・Cとの勝ち点差は「2」に縮まった。データサイト『OPTA』によると、首位に立ちながら4試合連続未勝利となったのは2008年3月のアーセナル以来になったという。

 試合後、アルテタ監督は「分析は明らかだ。より優れたチームが勝った。特に前半の彼らはおそらく最高の状態にあり、私たちは自分たちのレベルから程遠いものだった。それが起こると、ギャップは大きくなりすぎる」と完敗を認めた。

 そして、「例外的なチームと対戦したが、私たちも例外的なチームだ。しかし、今日は勝つために必要なレベルで戦うことができなかった」と振り返り、次のように続けた。

「今日は負けたが、エミレーツ(・スタジアム)とは非常に異なる方法で負けたことを認めなければならない。今日のパフォーマンスの質は、あるチームと他のチームの間で非常にかけ離れていた」

 なお、この試合の結果、『OPTA』はマンチェスター・Cがプレミアリーグを優勝する確率は92.1パーセントになったと算出。一方のアーセナルは7.9パーセントとなったが、アルテタ監督はスタッツは気にしていないことを強調しながら、残りの試合に全力を尽くすことを誓った。

「シーズンが開幕する時のスタッツでは6位か7位になると言われていたので、スタッツのことを気にしてはいない。残り5試合というところでこの場所にいる。9カ月半戦ってこの場所にいるということは選手たちに称賛が送られるべきことだし、まだ5試合も残っている。私はこの国に22年近く住んでいて、試合毎にどれだけ変化するかを知っている」