チェルシーが、マウリシオ・ポチェッティーノ氏の招へいに迫っているようだ。26日、イギリスメディア『スカイスポーツ』や同『talkSPORT』など複数メディアが伝えている。
昨年9月にトーマス・トゥヘル元監督を解任したチェルシーは、ブライトンからグレアム・ポッター前監督を引き抜いた。チャンピオンズリーグ(CL)では準々決勝進出を果たしたものの、得点力不足や主力の相次ぐ負傷に苦しみ、プレミアリーグでは低調なパフォーマンスが続いたことから、今月2日に今季2度目となる指揮官交代を決断。同6日に今季終了までとなる契約でOBのフランク・ランパード氏が暫定監督に就任したが、来季以降を率いる正式な指揮官は依然として未定となっている。
これまで多くの指揮官が後任候補に挙げられていたが、すでにルイス・エンリケ氏やユリアン・ナーゲルスマン氏などが後任リストから外れ、現在はフリーとなっているポチェッティーノ氏が最有力候補となっていることが報じられていた。
そんななか、『talkSPORT』によると、チェルシーが新監督招へいでポチェッティーノ氏と口頭で合意に至ったという。また、『スカイスポーツ』も正式な契約はまだ締結してはいないものの、交渉は前向きに進んでいる模様で、来週中にも正式発表される可能性があることを伝えている。
なお、現時点ではポチェッティーノ氏の就任が発表されたとしても、指揮を執るのは来シーズンからで、就任後5連敗となっているランパード暫定監督が予定通りに今シーズン最後まで指揮することが予想されている。それでも、ポチェッティーノ氏がチェルシーの指揮官に就任することは濃厚になっているようだ。