アトレティコ・マドリードは、マジョルカに所属する韓国代表MFイ・ガンインに関心を寄せているようだ。27日、スペインメディア『Relevo』が報じている。
マジョルカで2年目のシーズンを迎えているイ・ガンインは、ここまでラ・リーガ30試合に出場し5ゴール4アシストを記録。チームトップスコアラーのFWダヴィド・ムリキとのホットラインで攻撃を牽引し、シーズン開幕当初は降格候補と目されていたマジョルカを12位にまで押し上げている。
そんなイ・ガンインに対して、アトレティコ・マドリードが関心を寄せているようだ。『Relevo』によると、クラブ側は同選手がバレンシアに在籍していた時から獲得を目指しており、何度か接触していたものの、実現には至らなかったという。また今冬の移籍市場では獲得オファーを提示したものの、マジョルカ側に拒否された模様。しかしながら、今まで以上に親密な関係を築けていることを報じている。
一方で、イ・ガンイン獲得を目指している他クラブの存在も確認されている。プレミアリーグのブライトンやアストン・ヴィラ、ウルヴァーハンプトンらが同選手の契約条件について照会しており、ここからオファー提示の可能性も視野に入れているとのこと。それでも『Relevo』は、この獲得競争はアトレティコ・マドリードが有利との見方を示している。現時点では交渉は成立しておらず、マジョルカの要求する1500万ユーロ(約22億円)から2000万ユーロ(約30億円)程度の金額に近づくことができるかが、今後の焦点になりそうだ。
アトレティコ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督も、イ・ガンイン獲得に「OK」を出したようだが、次世代の韓国代表のスターは『シビタス・メトロポリターノ』に到着することになるのだろうか。