負傷で戦列を離れているレアル・マドリード所属のオーストリア代表DFダヴィド・アラバだが、来月初旬の“大一番”2試合には間に合う可能性が高いようだ。27日、『マルカ』や『アス』など複数のスペインメディアが伝えている。
一昨年夏の加入以来、センターバック(CB)と左サイドバック(SB)を主戦場に活躍しているアラバ。今シーズンは年明けにかけて筋肉の負傷で戦線離脱を余儀なくされたものの、ここまで公式戦34試合に出場し2ゴール3アシストをマークしている。
そんな同選手は、現地時間18日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝セカンドレグのチェルシー戦にも、CBの一角としてスタメン出場。しかし、前半のみのプレーとなり、後半開始からはドイツ代表DFアントニオ・リュディガーが交代でピッチに立った。後の検査の結果、アラバは右足の下腿三頭筋に小さな裂傷を負っていることが判明。当初『マルカ』は、2週間程度の離脱が見込まれると報じていた。
現地時間21日のセルタ戦(2-0○)と25日のジローナ戦(2-4●)と直近2試合を欠場したアラバだが、現在は順調な回復を見せており実戦復帰に近づいている模様。この度『マルカ』が報じたところによると、現地時間5月6日に控えるコパ・デル・レイ(国王杯)決勝のオサスナ戦、そして同9日に控えるCL準決勝ファーストレグのマンチェスター・C戦では、起用可能となる見込みだという。なお、29日のアルメリア戦及び5月2日のレアル・ソシエダ戦での復帰の可能性については、現時点では不透明となっている。
タイトル獲得に直結する重要な2試合で復帰を果たすと見られているアラバ。クラブは今後も慎重に同選手の状態を見極めていくと見られている。なお、マンチェスター・C戦では、ブラジル代表DFエデル・ミリトンの出場停止処分に伴う欠場が確定しているため、レアル・マドリードとしては是が非でも同試合までにアラバのコンディションを戻したいところだろう。