アレハンドロ・ガルナチョ

 マンチェスター・Uは28日、同クラブに所属しているアルゼンチン代表FWアレハンドロ・ガルナチョと新契約を締結したことを発表した。

 “赤い悪魔”に現れた新星ウインガーが長期契約を締結した。マンチェスター・Uの発表によると、ガルナチョは2028年夏までの新契約にサインしたという。以前からガルナチョとの新契約締結に向けたクラブの動きは取り沙汰されており、イギリスメディア『デイリーメール』は当時の給与からおよそ10倍の金額となる週給5万ポンド(約860万円)ほどを受け取ることになると報じていた。

 ガルナチョは2004年7月1日生まれの現在18歳。2020年10月にアトレティコ・マドリードの下部組織からマンチェスター・Uの下部組織へと移籍した。アカデミーで頭角を現すと、昨年4月に行われた昨季のプレミアリーグ第37節チェルシー戦でトップチームデビュー。今シーズンはエリック・テン・ハフ監督の下でさらにその才能に磨きをかけており、ここまで公式戦29試合の出場で4ゴール5アシストを記録している。最終的には負傷のため辞退したものの、今年3月にはアルゼンチン代表にも招集されていた。

 新契約の締結に際し、ガルナチョはマンチェスター・Uのクラブ公式HPを通してコメントを発表。マンチェスター・Uへの愛着を表現するとともに、今後のさらなる飛躍を誓っている。

「この素晴らしいクラブに入った時、トップチームでデビューを果たすこと、『オールド・トラフォード』でプレーすること、初ゴールを決めること、このエンブレムを胸にトロフィーを掲げることを夢見ていた。常に僕を支えてくれる家族とともに、このような瞬間を既に経験できた。とても誇らしく、感慨深いものがある」

「マンチェスター・Uで旅を続けるというチャンスを貰えて、恐れ多い気持ちだ。僕にはまだまだ大きな野望があり、既に次の目標を達成するために動き出している」

「監督とコーチングスタッフは、僕のあらゆる面での成長の手助けをしてくれた。彼らのサポートにより、僕はチームの成功のために日々進化できているんだ。今は自分自身の未来が楽しみだし、素晴らしいサポーターの前で、このクラブと共にさらに多くの特別な思い出を作るのが待ちきれない」

 なお、現在ガルナチョは足首の負傷により戦線を離脱しているが、テン・ハフ監督は28日のトレーニングからガルナチョが部分的に合流することを明かしていた。「完全合流に移るタイミング、そしていつ試合に復帰させるのかを見極めなければならない」と話していたことから、30日に控えたプレミアリーグ第34節アストン・ヴィラ戦での公式戦復帰は現実的ではないかもしれないが、着々とピッチに戻る準備が進んでいる模様だ。