バイエルンを率いるトーマス・トゥヘル監督が、4月30日に行われたブンデスリーガ第30節ヘルタ・ベルリン戦を振り返った。同日、クラブ公式サイトが伝えている。
トゥヘル監督就任以降の公式戦7試合でわずか2勝にとどまり、2つのタイトルを失ったバイエルン。苦境に陥る“王者”は30日のブンデスリーガ第30節でヘルタ・ベルリンと対戦した。試合の主導権を終始握ったバイエルンは69分、FWセルジュ・ニャブリのゴールで先制に成功すると、79分にはFWキングスレイ・コマンが追加点を挙げる。試合はこのまま2-0で終了し、バイエルンは公式戦5試合ぶりの白星を飾った。
本拠地『アリアンツ・アレーナ』で、26本ものシュートを放って相手ゴールをこじ開けたバイエルン。待望の勝ち点3について、トゥヘル監督は「90分間集中し、何も失わないことが大事だった。1点目は、チャンスをものにできなかったから、ずいぶんと長い時間を要してしまった」と省察。続けて「我々は先制点を挙げ、そして2点目を決めた。それが勝因だ」と追加点が勝負を決めた、と語った。
また、トゥヘル監督は「みんなが待ち望んでいたことを実感している。我々はチームとしてステップアップしなければならない。その必要性を誰もが理解しているんだ」と在るべき姿を取り戻すには、さらなる改善が必要であることを強調している。
今節の勝利により、首位に返り咲いたバイエルンはここから、“王者”たる威厳を示すことができるのだろうか。次戦は6日、敵地でブレーメンと対戦する。