【プレミアリーグ】ブライトン6-0ウルブス(日本時間4月29日/アメックス・スタジアム)
三笘薫が、爆速でDFをぶっちぎった。ブライトンが大勝を収めた試合で、三笘のドリブルに「マジはええな」とファンも歓喜。しかしそれは、解説・Leo the Football氏が「後ろ向きに目があるよう」と分析した、ハイクオリティで高次元なプレーだった。
ブライトンがウルブスを相手に前半から得点を量産し、最終スコア6-0と圧倒した。勝負はすでに決していた81分、途中出場した三笘薫がドリブルで魅せた。
GKから左サイドへパスが届くと、同サイドに流れたアルゼンチン代表マクアリスターは、ワンタッチで左足の縦パスを送る。それに反応した三笘は、やや内側のレーンに動いて右足アウトでトラップすると、そのまま軽やかにターン前を向いて加速した。
対峙するアイルランド代表DFコリンズをあっという間に抜き去ってボックス内へと侵入。クロスは相手に防がれたが、 “いつものように”CKを獲得するチャンスを演出した。
このプレーには、ABEMAで解説を務めた2人が次々に反応。鄭大世氏が「ミトマってた。見え見えでも止められないですからね。あれできる選手なかなかいないですよね」と話せば、Leo the Football氏も「後ろ向きなのに目がついているような選択肢の選び方でした。受ける前に左足側に一度ステップを踏んでいる。そうすると相手が内側に振られるので、そのまま外に持っていけて左に踏んだ足がそのまま加速装置になる」と、分析した。
技術的な観点からもハイクオリティなドリブルは、見た目のインパクトも十分。視聴者は「マジではええな」「三笘素晴らしい」「三笘のプレーは盛り上がる」と興奮した。
なお、この試合は連戦のなかで、三笘やカイセド、マクアリスターが休息を与えられたように先発から外れ後半途中からピッチへ。逆に先発でピッチに立った選手がことごとくゴールを決め、前半で4点、後半に2点を加えて相手を圧倒した。パラグアイ代表の19歳ウンダヴのゴールを皮切りに、グロス、ウェルベックの3人が揃って2得点をマーク。戦略的にも技術的にもレベルの高さを示したブライトンが、ホームで痛快な圧勝劇を演じた。
(ABEMA/プレミアリーグ)