アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、今シーズン2度目の“ビッグロンドン・ダービー”に向けた意気込みを語った。5月1日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。
リヴァプール、ウェストハム、サウサンプトン相手に3戦連続ドローを演じ、前節は優勝を争うマンチェスター・Cに1-4で完敗したアーセナル。1試合消化の少ないマンチェスター・Cに勝ち点で上回られ、遂に首位の座から陥落することとなった。しかし、逆転優勝の可能性は潰えたわけではない。5月2日に行われる第34節では同じ街を本拠地とするチェルシーと激突。宿敵との“ビッグ・ロンドン・ダービー”を制し、望みを繋げたいところだ。
今シーズンのプレミアリーグも残すところ5試合。すでにトップ4入りが確定し、2015-16シーズン以来となるチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得を果たしたアーセナルだが、アルテタ監督は「我々はまだ満足していないし、さらに多くのことを望んでいる。クラブが一貫して最高の状態でいることを望むなら、それこそが我々に必要なメンタリティーだ」とコメント。あくまでリーグ制覇を目指すことを強調した。
「あと5試合残っているし、これからも色々なことが起きるだろう。まだ、リーグ制覇を達成できると思っている。先週起こったことを忘れ、同時にそこから学び、ホームでのロンドンダービーに向けて進むために物事を正すことだ。今の時点で、優勝は我々の手の中にはない。我々が手元に収めているのは、試合に勝つということだけだ。それこそが我々が取り組むべきことであり、あとはマンチェスター・C次第だよ」
リーグ戦4試合未勝利で迎えるのは、公式戦5連敗中のチェルシー。アルテタ監督は自チームの現状について「スポーツでは現実を受け入れなければならない。ステップアップできていない場合には、まだやるべきことがあると認識し、混乱せず、謙虚さを保ち、強みと弱みを認識し改善する必要がある」とコメントしつつ、暫定12位に低迷する“ライバル”への警戒感を次のように口にした。
「彼らは我々を打ち負かすために『エミレーツ・スタジアム』に来るだろう。彼らには素晴らしい監督と並外れた選手たちがいて、何をしてくるかは予測困難だ。フィールドに置くことができる個人を見てみると、彼らは非常に大きな脅威を持っている。非常に異なるゲームになるだろう。我々は再び最高の状態で臨まなければならない。勝つための準備をする。それだけだよ」
注目の“ビッグロンドン・ダービー”は、日本時間5月3日の午前4時にキックオフを迎える。