バイエルンのフランス代表DFベンジャマン・パヴァールの去就は、宙に浮いているようだ。5月1日、ドイツメディア『スカイ・スポーツ』が報じている。
1996年3月28日生まれのパヴァールは現在27歳。リールでプロキャリアをスタートさせた後、シュトゥットガルトを経て、2019年夏にバイエルンに加入した。在籍4年目となる今シーズンも、ここまで公式戦38試合に出場し6ゴールを記録する活躍を見せている。
バイエルンでセンターバック、サイドバックの両ポジションをこなせる選手として、貴重な戦力に数えられているパヴァールだが、同クラブでの未来は不確定のようだ。現状、シーズン終了後にクラブと同選手の代理人が2024年6月末までの契約を延長するかを話し合う予定とのこと。移籍市場に精通するフロリアン・プレッテンベルク氏は、「お金の問題になるだろう。バイエルンも高額な給与を払ってまでは契約延長はしない」と金銭的な部分が焦点になることを指摘。現行契約の推定年俸は、600万ユーロ(約10億円)〜800万ユーロ(約12億円)とされている。
一方で、パヴァールがクラブ退団を決断した場合は、バルセロナやインテルが新天地になり得る可能性もあるという。かねてより、バルセロナが同選手の動向を注視していることが噂されている。またインテルに至っては、今冬の移籍市場で高額な獲得オファーを提示したものの、バイエルンが拒否したことが伝えられていた。
なお、プレッテンベルク氏によると、「今のところ、パヴァールがバイエルンにとどまるとは思えない。もし今、私が自分自身に約束するなら、彼はこの夏にバイエルンを去るだろうと言う」とクラブ退団の見方が強いようだ。