レアルには渡さない!? ソシエダ指揮官、久保建英の残留を切望「白と青のクボだ」

 レアル・ソシエダを率いるイマノル・アルグアシル監督が、同クラブのMF久保建英について語った。5月1日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 2001年6月4日生まれの久保は現在21歳。これまでに同選手は、レアル・マドリード、マジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェを渡り歩き、昨夏の移籍市場でレアル・ソシエダに加入した。すると、ラ・リーガにおける5番目のクラブでついにその才能を開花させて、ここまで同リーグ29試合に出場し7ゴール3アシスト。ラ・リーガの日本人最多得点記録を塗り替えるなど、サン・セバスティアンの地で充実のシーズンを過ごしている。

 そんな久保の活躍ぶりを受けて、レアル・マドリードが同選手の復帰を検討していることが取り沙汰されている。2日に行われる『ラ・リーガ第32節 レアル・ソシエダ対レアル・マドリード』の前日会見に臨んだカルロ・アンチェロッティ監督は、「我々は彼を見ている。素晴らしいプレーをしているね」と評価しつつ、「今後数カ月の間で話し合うことになるだろう」と可能性を否定しなかった。

 当然、アルグアシル監督は「チュリウルディン(白と青の意味)のクボだ。明白なこと」と強調。続けて、同指揮官は「ラ・レアルのシャツを着ているみんなを見ると、このクラブで幸せであり、何のためにプレーするのかという決意を感じることができる。タケは、彼自身のコミットメントと、あの夏に到着したときからこのシャツに対する情を十二分に示してくた」と胸中を明かしている。

 なお、レアル・ソシエダ対レアル・マドリードの注目の一戦は、日本時間3日の5時にキックオフを迎える。