【プレミアリーグ】アーセナル3-1チェルシー(日本時間5月3日/エミレーツ・スタジアム)
アーセナルのジェズスが久しぶりに満面の笑みで"電話"をかけた。ホームにチェルシーを迎えた注目のビッグロンドン・ダービーは、前半から一方的な展開に。ブラジル代表が試合を決定づけるチーム3点目のゴールを奪うとお馴染みのパフォーマンスを見せ、ファンも「電話キタ!」と大興奮だ。
【映像】ブラジル代表ジェズス今季10点目が決まり“電話”パフォーマンス
ジェズスのゴールは、2-0とリードして迎えた34分に生まれた。ボックス左のイングランド代表ベン・ホワイトからの左足クロスに対して、ファーで胸トラップすると、相手の立ち位置を見ながら強引なフィニッシュではなく冷静に仲間を使う選択。短い距離でマイナスに落としてお膳立てすると、スイス代表グラニト・ジャカのフィニッシュが弾かれたところを、右足で押し込んでみせた。
早くもチームの勝利を決定づけるような一撃は、ジェズスにとって今季10点目となった。ABEMAで解説を務めた林陵平氏が、「ジェズス久しぶりに電話できましたね」と触れたように、ブラジル代表FWは、満面の笑みを浮かべながらお馴染みの“電話”パフォーマンスを披露、チームメイトも“電話応対”で祝福した。林氏はさらに、「あそこで冷静にトラップできる選手は一流の選手じゃないとできない」と得点の質も称賛した。
ジェズスのパフォーマンスは待ちに待ったものだった。今季マンチェスター・シティから移籍してきたジェズスは、周囲の期待を受けながらも、怪我で12試合離脱するなど満足のいくシーズンを過ごせていなかった。
第29節のリーズ戦で復帰後初となるゴールを奪ってから3試合連続弾をマークするなど復活をアピールしたが、同じロンドンを本拠地するライバルを相手にした絶対に負けられないダービーマッチで挙げた自身3試合ぶりのゴールは、なによりも嬉しい一発となったはずだ。
なお、アーセナルは18分、31分にいずれもジャカのアシストからノルウェー代表マルティン・ウーデゴールが決めて2点を先行し、ジェズスが加えた1点で試合を主導。後半に1点を返されたものの危なげない試合運びで5試合ぶりに勝利を収めた。マンチェスター・シティとの優勝争いは、暫定ながら勝ち点2差で首位に再浮上し、19年ぶりの優勝へ向けて望みをつなぐ勝ち点3を手にした。
(ABEMA/プレミアリーグ)