マルティン・ウーデゴーア

 アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、チェルシー撃破の喜びを語った。2日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

 前節マンチェスター・Cに完敗し、首位の座から陥落したアーセナル。現地時間2日に行われた第34節では、本拠地『エミレーツ・スタジアム』でチェルシーとの“ビッグロンドン・ダービー”に臨んだ。ホームの大声援を受けるアーセナルは、マルティン・ウーデゴーアの2得点とガブリエウ・ジェズスのゴールで前半だけで3点をリード。後半に1点を返されたものの、終始ゲームを優位に進め3-1で快勝。リーグ戦5試合ぶりの白星で逆転優勝に望みを繋いだ。

 “宿敵”チェルシー相手にシーズンダブルを達成したアルテタ監督は「最初の60分間については本当に満足している。試合への臨み方やスタートの仕方、エネルギー。多くの動きだしがあり、前に出てプレーし、素晴らしいゴールを決めた。観客と繋がり、望んでいた雰囲気を作り出すことができた。60分までに4、5点目を取るべきだったが、それができなかった。もう少しゲームをコントロールするべきだったよ」と試合を振り返った。

 この試合で一際輝きを放ったのが、チームの主将を務めるウーデゴーアだ。攻撃を牽引した24歳の司令塔は、この日の2ゴールにより今シーズンのプレミアリーグでの得点数が「14」に到達。8アシストを含め、ここまで実に20ゴール以上に直接関与している。アルテタ監督はダービーの勝利に大きく貢献した同選手について次のように語っている。

「彼のチームへの貢献や、我々のために毎日していることは並外れている。もちろん、毎回完璧なプレーをする選手は存在しないが、今シーズンのマルティンは賞賛に値するよ。彼には才能が備わっていたので、我々はそれを引き出さなければならなかった。様々なスペースを支配し脅威になる必要があった。そして試合を支配するだけでなく、勝利するためのメンタリティーを持つこともだ。その点は変わったと思う。彼のように謙虚で、日々自分を追い込み、学び、トレーニングする人には、こうしたことが起こる。日々の働きが報われていると思うよ」

 2試合消化の少ないマンチェスター・Cを抜き、暫定首位に浮上したアーセナル。指揮官は「あと4試合残っている。ニューカッスル戦のために準備しなければならない。我々がコントロールできるのは試合に勝つことだけであり、そのためには可能な限り良いパフォーマンスをしなければならない」と今後に向けた意気込みを語った。

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