【プレミアリーグ】アーセナル3-1チェルシー(日本時間5月3日/エミレーツ・スタジアム)
38歳の大ベテランはさすが余裕だ。チェルシーはアーセナルにCKから決定的なシュートを放たれるが、ゴールライン上にいたチアゴ・シウヴァは右ひざでトラップしてからクリア。この尋常じゃない落ち着きに「僕が監督だったらキャプテンにします」とABEMAで解説を務めた東京大学運動会ア式蹴球部監督・林陵平氏も心酔している。
【映像】ベテランDFチアゴ・シウヴァがゴールライン上でワントラップクリア
チェルシーが3点のビハインドを追いかける51分、チームの大黒柱であるベテランの技が光った。アーセナルのCKからのクロスに対して、GKケパがカットを狙うもブロックに合って失敗。そしてガブリエウ・マガリャンイスが落下点に入ることに成功し、GKのいないゴールへとシュートを放ったが、そこに立ちはだかったのがチアゴ・シウヴァだった。
38歳のベテランDFは、マガリャンイスのシュートを右ひざでコントロールすると、同じく右足で大きくクリア。通常であれば、ダイレクトでクリアを狙うだろう。それほど差し迫った場面にも関わらず、確実に遠くへクリアするためにトラップする余裕を見せたのだ。
ABEMAで解説を務めた林陵平氏も「ギリギリでしたね。チアゴ・シウヴァは冷静ですね、ここでトラップしちゃうんですもん。普通ダイレクトですよ。ワントラップしてからクリアするあたりが彼にしかできない技ですよね」とこのプレーに舌を巻いた。
視聴者も同様に「トラップえぐ」「さすがすぎる」「すごすぎ」「グーナーだけどチアゴ・シウヴァは純粋にすごい」「ギリギリw」と大絶賛している。
そのシーンを目撃した林氏が「僕が監督であればチアゴ・シウヴァをキャプテンにします」と語ったように、このブラジル代表DFは若い選手が多いチェルシーでは数少ない頼れるベテランである。クラブ史上類を見ないほど低迷する悲惨なチーム状況でも、今年2月に契約延長のサインに合意したことには、チームの全関係者が感謝すべきだろう。
(ABEMA/プレミアリーグ)